2011年02月25日

レバノン

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1982年のレバノン戦争を舞台に、極限状況に置かれた4人のイスラエル軍
兵士の壮絶な体験を描き、第66回ヴェネチア国際映画祭金獅子賞を受賞した
戦争映画。同戦争に従軍したサミュエル・マオズ監督の実体験を基に、
カメラが戦車内から外に出ない斬新なスタイルで、戦争の恐怖や人間の狂気
をあぶり出す。砲撃で四散する兵士や、女・子どもを含む市民が無惨に
殺されていく様子など、4人の戦車兵がスコープ越しに見る戦場の光景に
言葉を失う。
                                                            (シネマトゥデイさんより抜粋)
    * * * * * * * *

イスラエルがレバノンに侵攻した1982年6月、前線に配置されたイスラエル軍
の若き戦車兵4人。彼らは戦車のスコープ越しに、砲撃で吹き飛ばされる
兵士や無惨に殺される市民たちなど、悪夢のような光景を目の当たりにする。
やがて、対戦車弾の直撃を受け敵中に孤立した彼らの身にも危機が迫り、
彼らはこの地獄から脱出しようとするが……。
                                                            (シネマトゥデイさんより抜粋)

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2009年11月28日

戦場でワルツを

戦場でワルツを.jpg

イスラエル人のアリ・フォルマン監督が自身が一兵士として参加した80年代の
レバノン戦争の経験をもとに、戦争によって引き起こされる凄惨な現実を
描いたドキュメンタリー・アニメーション。
戦場での記憶が抜けおちている主人公が、かつての戦友たちを訪ね歩いていく
ことで、徐々に記憶を取り戻し、やがて衝撃的な事実を思い出す様を
アニメーションならではの表現で描きだす。

2006年、アリは旧友のボアズと再会する。その際、ボアズは毎夜悪夢を見て
しまうと打ち明ける。それはレバノン戦争で経験したことの後遺症だと
言う。その時、アリは自分にレバノン戦争当時の記憶が抜けおちていること
に気づく。そこでアリは自分の記憶を取り戻すために、当時の戦友たちの
もとを訪ね歩くことにする。

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2009年07月19日

フリー・ゾーン 明日が見える場所

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イスラエルのアモス・ギタイ監督がヨーロッパ製の高級車をイスラエルで
防弾仕様に改造し、ヨルダンのフリー・ゾーンを通じてパレスチナ人が
イラクやアフガニスタンに売っているという実話を知って、男性を女性に
置き換えて制作したロードムービー。
この映画でハンナ・ラズロはカンヌ国際映画祭女優賞を受賞。

ユダヤ人の父を持つアメリカ人のレベッカは、父の祖国イスラエルで婚約者の
母に「ユダヤ人じゃない」と追い出されて行くところがない。
彼女が乗る観光用大型タクシーの運転手ハンナは「家族の大切な用事」で
ヨルダンに行かなくてはいけないと言う。
「どこにでも行くわ」というレベッカをハンナが連れて行くのは隣国ヨルダン
のフリーゾーン(自由交易地区)、そこで二人を待っているのはハンナの夫の
商売相手である亡命パレスチナ人の妻のレイラ。男たちの政治が作った国境や
民族の違いを超えて出会った女たちの珍道中から矛盾だらけの現実が浮かび
上がる。(シネ・ヌーヴォの映画チラシより)

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posted by はくじ at 22:26| 大阪 ☁| Comment(2) | TrackBack(2) | 映画(イスラエル) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする