『トランスフォーマー』のマイケル・ベイの制作で、「黙示録の四騎士」に
なぞらえた連続猟奇殺人事件の謎を追う刑事を描いたサイコ・サスペンス。
事件を追う刑事に『バンテージ・ポイント』のデニス・クエイドが、
猟奇殺人鬼に『女帝』のチャン・ツィイーが扮し、チャン・ツィイーの新たな
境地をひらいた作品となっている。
デトロイト警察のベテラン刑事のエイダン・ブレスリンは妻に先立たれ、
2人の息子と暮らしているが、仕事の忙しさにかまけて息子達とは溝が
出来ていた。
そんなある日、トレーに生きたまま抜いたであろうと推測される大量の歯が
置かれた事件が発生する。現場には東西南北に「来たれ」というメッセージ
が見つかる。
そして間もなくメリー・アン・スピッツという女性が自宅の二階で拷問
されて殺害された事件が発生する。事件現場には同じように「来たれ」の
メッセージが、そうこうしているうちに同じような事件が発生する。
そんな時、メリー・アン・スピッツ事件の第一発見者で犠牲者の養子で
あるクリスティンから連絡があり、エイダンは話相手になるが、唐突に
クリスティンは自分が犯人だと言って、妊娠していたメリーの胎内から
取り出した胎児の入った袋をエイダンに突き出す。
クリスティンを拘留し、取り調べするエイダンだが、クリスティンは
不適な笑みを浮かべて、まだ事件は終わってないことを匂わせる。