2010年09月07日

小説『天龍八部G 雁門悲歌』

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あらすじ
西夏皇女が婿選びをしていることを知った慕容復は取り巻きを引き連れて
西夏へ赴く、一方段誉は父からの指名で西夏皇女の婿になるように指令を
受け、いやいやながら簫峯・虚竹らとともに西夏へ向かう。
各地から婿どりに参加してきた豪傑たちに皇女は3つの問いかけを投げ
かける。順調に課題をクリアしていく慕容復や段誉だが、ここで虚竹は
思わぬ人との再会を果たす。
その後、西夏皇女の婿入りに失敗した慕容復は、王夫人の詭計に乗っかり
段正淳と正夫人や愛人を捕え、大理国の王権を奪おうと画策する・・・。

 
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2010年07月14日

小説『天龍八部F 激闘少林寺』

天龍八部7.jpg

あらすじ
霊鷲宮の主となった虚竹は、4つ子の侍女や余婆達と別れを告げて少林寺へ
戻る。しかし旅の間に、虚竹は女犯など多くの戒律を破ってしまっていた
ために自ら罰を受けるべく戒律院へと赴く。
しかしちょうどその頃少林寺には、五台山清涼寺の方丈や多くの英雄好漢達が
訪れており、そこへ新たに丐幇の幇主となった荘聚賢が江湖の盟主を決めよう
と押しかけてきていた。さらに星宿派の丁春秋、慕容復一行、簫峯らが
それぞれの思惑を胸に秘めて集まってくる。
そしてそこで少林寺のスキャンダルが明らかになる・・・。
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2010年06月17日

小説『天龍八部E 天山奇遇』

天龍八部6.jpg

あらすじ
逍遙派の無崖子によって無崖子の内力全てを注ぎこまれた虚竹は、旅の
途中で三十六洞七十ニ島の面々に囚われていた少女を助けてしまう。
その少女こそが無崖子の姉弟子・天山童姥であった。
天山童姥は内攻の副作用で96歳でありながら見た目が10数歳程度であり、
三十六洞七十ニ島の面々も少女を天山童姥と知らずに捕えていたのであった。
成り行きで武功を失っていた天山童姥の身の回りの世話と護衛をするはめに
なる。しかしそこに同じく無崖子の姉弟子で天山童姥の妹弟子である
李秋水が武功を失った天山童姥を討つために天山童姥を探しにやってくる。
天山童姥は虚竹に自分を守らせるために、虚竹に武術の指導を始める。

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2010年05月21日

小説『天龍八部D 草原の王国』

天龍八部5.jpg

あらすじ
重傷を負った阿紫の命を救うために、喬峯改め簫峯は宋を出て、傷に効く
生薬を求めて遼の支配地である北方の長白山へ向かう。そこで簫峯は、
女真族の完顔阿骨打と出会い意気投合する。厚いもてないを受けて
簫峯はここで阿紫の治療を行う。
ある日、阿骨打たちと熊狩りに出かけた時に、契丹族の一団と出くわし、
簫峯たちは契丹族の襲撃を受ける。しかし簫峯の武功で契丹族の一団の
指揮者らしき貴人を生け捕り女真族の危機を救う。
簫峯は捕えた契丹人の貴人の堂々たる態度に感銘を受け、女真族の居住区
から離れた場所を貴人を解放する。簫峯の態度に感じ入った貴人・耶律基は
簫峯に義兄弟になることを申し入れ、簫峯も喜んで義兄弟になることを
受け入れる。

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2010年04月15日

小説『天龍八部C 行路茫々』

天龍八部4.jpg

あらすじ
聚賢荘での死闘から逃れることが出来た喬峯は、両親の死の真相を知るため
に雁門関へ向かう。が、父親が遺したという岩壁の碑は削り取られており
何て書いてあったのか分からない。自らの出生の秘密と両親の仇討のために
当時の秘密を知っている人間に事情を問い詰めるため、同じく聚賢荘から
逃れてきた阿朱とともに旅に出る。
しかし、訪れる面々に真相を話すように迫っても誰も真相を打ち明けず、
目を離したすきに何者かに殺害されてしまう。
そして白世鏡に変装した阿朱が馬夫人から、両親の仇が大理の段正淳だと
知る。両親の仇の正体を知った喬峯は、段正淳を討つために、段正淳が
いる小鏡湖へ向かう。

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2010年04月05日

小説『天龍八部B 運命の激流』

天龍八部3.jpg

あらすじ
何とか鳩摩智のもとから逃げ出し、王語嫣や阿朱、阿碧らと出会った段誉は
彼女らと別れ、無錫の街にたどり着き、そこで一人の男と出会う。
その男と意気投合した段誉は、その男と義兄弟の契りを結ぶ。
やがて段誉は義兄となった男の正体が喬峯という名で天下一の大幇会・丐幇
の幇主であることを知る。
だが、この時丐幇で内紛が起こり、丐幇の大智分舵の舵主・全冠清をはじめ
とする幹部達の反逆にあうも、喬峯の類まれなる武功により反逆はあっけなく
鎮圧される。しかしそこへ丐幇の大長老である徐長老と丐幇副幇主・馬大元の
未亡人・馬夫人達が訪れ、副幇主・馬大元を殺害したのが喬峯だと告げる。
しかも、喬峯は漢人ではなく宋国の敵国である遼国の人間で、喬峯が漢人と
して育てられた経緯を語る。
覚えのない馬大元の殺害容疑までかけられ、しかも自分が契丹人であること
を知った喬峯は愕然とする。
馬大元の殺害は自分ではないと釈明するも、仲間たちは喬峯を白眼視する。
いたたまれなくなった喬峯は、自ら濡れ衣をはらすと言って、丐幇幇主の座を
返上する。

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2010年02月18日

小説『天龍八部A 王子受難』

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あらすじ
大理の鎮南王・段正淳に怨みを持つ万劫谷の鍾万仇と大理の皇帝に怨みを
持つ悪貫満盈によって段誉と木婉清は石室に閉じ込められる。悪貫満盈は
食事に媚薬を混ぜて、実の兄妹である二人に肉体関係を持たせて、段氏を
貶めようとする。
一方、段誉が捕まったことを知った大理の皇帝・段正明と弟・段正淳は
配下の四大護衛らを引き連れて救出に向かう。
段正明や段正淳や四大護衛らの活躍により、段誉は木婉清と肉体関係を
持つ前に救出され、大理に戻ることに。
しかし自分の素顔を見た者は殺すか夫にすると決めていた木婉清は、
夫と決めた段誉が兄と知ってショックを受け、段誉への想いを断ち切る
ために段誉の前から姿を消す。
一方、段誉は体内に溜まった毒を解毒するために段正明に連れられて
天龍寺へ赴く。しかし、天龍寺につくと吐蕃国の護国法王・鳩摩智が
天龍寺に伝わる「六脈神剣」の経文を見せろと難癖をつけてくる。
天龍寺の方丈らと段正明は「六脈神剣」を一つずつ学んで鳩摩智と
戦うものの、分が悪くなく。叔父の危機に段誉はおもわず加勢するが、
鳩摩智に捕まり、連れ去られてしまう。

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ラベル:金庸
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2010年02月09日

小説『天龍八部@ 剣仙伝説』

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待ちに待った金庸先生の8番目の長編小説である『天龍八部』が文庫本で
刊行されたのを知って、早速購入。
DVD-BOXはすでに購入・観賞済みだが長らく原作を読んでみたくて、
文庫本で出るのを待ってた次第。

中国は北宋・哲宗の時代、雲南の無量山で無量剣の東宗と西宗が剣湖宮の
主を決める試合を行っていた。この無量剣の東西の試合があると知って
武術に興味がない本の虫の青年・段誉は道中で知り合った馬五徳に同行して
見学に出かける。
しかし試合中、ささいなことで無量剣派の面々と諍いを起こしてしまい、
窮地に陥るが謎の少女・鐘霊に助けられる。
そして無量山から逃げ出すものの段誉の生来のおせっかいが災いして
無量山の無量剣派を攻撃してきた神農幇に捕まってしまう。
段誉たちと神農幇の面々はお互い用いた毒にかかってしまう。
そこでお互いの解毒剤を交換することになるが、鐘霊の用いた毒は父親で
ないと解毒方法が分からないということで、段誉が鐘霊の父親が住む
万劫谷へ行くことに。
しかしその道中、段誉は絶壁から落ちる。出口を探してさまよううちに
洞窟を見つけ、その中で天女像と武術書を見つける。
武術に興味のない段誉だが、武術書に書いてある内容に興味をもって
ついつい読み込んでしまい、「稜波微歩」と「北冥神巧」を身につける。

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2009年07月10日

小説『鹿鼎記G 栄光の彼方』

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清軍の砲兵の攻撃によって吹き飛ばされる韋小宝の館。
韋小宝は公主、曾柔、沐剣屏を引き連れて逃げるが、神龍教の洪教主らに
よって捕らわれてしまう。
洪教主は韋小宝らを引き連れて神龍島に戻るが、そこで洪教主は幹部達と
揉めて争いとなり、相討ちのすえ互いに絶命する。
難を逃れた韋小宝は、韋小宝の子を身籠っている洪教主の妻の蘇センを
連れて通吃島へ避難する。通吃島で7人の妻とともに子をもうけて生活を
していたが、暇を持て余したころに康煕帝からの呼び出しを受ける。
康煕帝は韋小宝にロシアの進出を止めて、有利な条件で講和条約を結んで
くるように命令する。続きを読む
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2009年07月08日

小説『鹿鼎記F 故郷再び』

鹿鼎記7.jpg

ロシアの皇女ソフィアとともにモスクワに赴いた韋小宝は、ソフィアを
ロシアに摂政にする策を建策したことでソフィアからロシアの爵位をもらい
北京に帰ってくる。
北京に帰ってきた韋小宝に康煕帝は韋小宝の故郷・揚州へ行く任務を与える。
久し振りに揚州の麗春院で母親と再開する。そこで偶然にもモンゴルの王子・
ガルダンやチベットのラマ僧・サンチェに出くわす。
彼らは雲南の呉三桂とともに清朝を倒す同盟を結んでいたが、韋小宝の舌先
三寸で丸めこまれ、呉三桂を裏切り清朝に忠誠を誓うことになる。続きを読む
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2009年05月31日

小説『鹿鼎記E クレムリンの女帝』

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雲南平西王・呉三桂の息子・呉応熊に嫁ぐことになった建寧公主を雲南まで
護送することになった韋小宝。雲南では清朝に対して叛旗を企んでいる
呉三桂に韋小宝は命を狙われるが、師父・九難の助けと韋小宝の機転で
切り抜け、無事に北京にまで戻ってくるが、今度は康煕帝から神龍教の本拠で
ある神龍島の攻略を命じられる。続きを読む
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2009年04月14日

小説『鹿鼎記D 経典争奪』

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白衣の尼僧に拉致された韋小宝だが、阿珂がこの尼僧の弟子だと知って
大喜びする。韋小宝は尼僧に取り入り、二人と道中を共にすることになり
有頂天に。しかしそこへ台湾延平郡王の次男である鄭克爽が供の者達を
ひきつれてやってくる。鄭克爽に想いを寄せている阿珂は大喜びするが、
その様子を見た韋小宝は鄭克爽に対し嫉妬の炎を燃えたぎらせる。続きを読む
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小説『鹿鼎記C 二人の皇太后』

鹿鼎記C.jpg

康煕帝の密命で五台山へ向かった韋小宝は僧となった先代皇帝の順治帝に
会うことに成功し使命をはたしたが、その帰路、謎の行者に拉致され、
神龍教の本拠地、神龍島へ行くことに。
そこで教主夫妻に気に入れられた韋小宝は白龍使という幹部になってしまい
『四十二章経』の入手の密命を受けるはめに。
北京に戻って康煕帝に拝謁した韋小宝は、順治帝の様子を報告するが、
父親の現状を聞いた康煕帝は韋小宝に対し、出家して五台山に赴き、
順治帝を守るように命令を下す。続きを読む
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2009年02月22日

小説『鹿鼎記B 五台山の邂逅』

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文庫本『鹿鼎記』の3巻がいつの間にか出たいたので早速読破。

皇帝に仕える宦官と片や反清復命を掲げて清朝の打倒を目指す天地会の幹部
として二束の草鞋を履くことになった韋小宝。
宮中に捕らわれていた雲南沐王府の呉立身らを逃がしつつ、同じく雲南沐王府
の美女剣士の方怡と沐王府の当主の妹の沐剣屏を宮中内の自分の部屋で
匿う。二人は宦官の格好をした韋小宝を嫌悪しつつも、匿われているうちに
徐々に韋小宝に心を開いていく。
一方、皇太后はなにかにつけて韋小宝を亡き者にしようとするが、韋小宝の
機転の前にことごとく失敗する。韋小宝は康煕帝にあらかたの事実を打ち明け
皇太后が皇帝の実母を殺害したこと、父親である順治帝が五台山にて存命で
あることを告白する。
驚いた康煕帝は自ら五台山に赴いて父親を迎えに行こうとするが、皇帝の身
であるため安易に宮中を出ることが叶わない。そこで韋小宝を皇帝の使いと
して五台山に行くように命じる。韋小宝はこの命令を幸いに沐剣屏と方怡に
男装させ宮中から脱出させる。
道中、幽霊屋敷と呼ばれる屋敷に立ち寄った際、屋敷の未亡人から双児という
少女を侍女として頂くはめになる。そして韋小宝は双児を御供として五台山
へ向かう。

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2009年01月15日

小説『鹿鼎記A 天地会の風雲児』

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文庫本『鹿鼎記』の2巻が出たので早速読破。

康煕帝とともに皇帝をないがしろにする権臣オーバイを捕え、牢に入れた
韋小宝はますます康煕帝の信頼を得るとともにオーバイの家宅から莫大な
財産を手中にし、宦官としておおいに地位を固めていた。
ある日、康煕帝の意をうけて韋小宝はオーバイを殺害するが、そこへ天地会の
志士たちが闖入してきて、オーバイの死骸と韋小宝をさらってしまう。
志士達は天地会青木堂の面々で前香主がオーバイに殺害されたため、その
仇打ちにやってきたのだった。青木堂の面々はオーバイを殺害したものを
新しい香主にすると誓っていたため、韋小宝を新しい香主にするかでおおいに
揉める。そこで天地会の総舵主である陳近南の裁定により、韋小宝は陳近南の
弟子になることで天地会青木堂の香主の地位に就く。
韋小宝は、片や皇帝お気に入りの宦官として、片や反清復命を掲げて清朝の
打倒を目指す天地会の幹部として二束の草鞋を履くことになる。

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ラベル:金庸
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2008年12月30日

小説『鹿鼎記@ 少年康煕帝』

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金庸先生の鹿鼎記が文庫本で出たので早速購入。
文庫本が出るということは、そろそろDVD−BOXが日本で発売かと
思ってMAXAMのHP見たら、なんと来年の春に発売とのこと。イヤッホーイ。
今までの金庸先生の武侠小説とは違って、主人公はほとんど武芸ができず、
口先と機転の良さで危機を回避し出世していく設定なんで、すごい楽しみ。

揚州の妓女の息子である韋小宝はひょんなことから妓楼での騒ぎに巻き
込まれ、江湖の侠客である茅十八とともに北京を目指すことになる。
北京に着いて腹ごしらえのために入った居酒屋で韋小宝達は清朝の役人と
騒ぎを起こすが、そこに現れた盲目の怪しい老人に捕えられ、ある場所に
連れ込まれる。韋小宝は隙を見て、盲目の怪しい老人の付き人の少年を
刺し殺し、付き人の少年・小桂子になりすますが、そこは清朝皇帝が暮らす
紫禁城の中であった。紫禁城から逃げだす隙を見ていた韋小宝はある日、
まぎれこんだ部屋で小玄子と名乗る少年宦官と仲良くなり武芸の練習相手
となるが、小玄子と名乗る宦官は実は皇帝・康煕帝だった。

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2008年07月23日

小説『雪山飛孤』

敬愛してやまない金庸先生の『雪山飛孤』をやっと読み終えた。
いろいろあってなかなか読みだす機会がなくて、『雪山飛孤』の
DVD-BOXが届く前に読み終えたかったので、何とか間に合った。
これは、私が今まで読んだ金庸先生原作の小説の中で一番驚愕の
ラストでした。

明末、明朝に反旗を翻し明朝を滅亡させた李自成は、満州族の
清に倒されてしまう。李自成には胡・苗・范・田の四人の忠実な
護衛がいたが、李自成の死の秘密を巡って四家には深い怨恨が残る。
以後百年にわたり四家は殺しあいをしてきたが、百年後、ある
山荘に集まった因縁のある侠客たちの告白で、怨恨の真相が
浮き彫りになっていく。

ラストまではすごい面白かったんですよ。
サスペンス調で、雪山の断崖に建つ山荘で、当時の事件を知る
人物や当時のことを伝え聞いた人物たちがそれぞれ独白し、各自の
話を突き合わせていくことで一つの真実が浮かび上がってくると
いう展開にハラハラし、どういうオチに持っていくんだろかと
思っていたところで、あのラスト。あまりのラストにびっくりし、
梯子をはずされたような気分になりました。
ドラマ版でもこのラストなんだろうか。早く観てみたい。

しかし金庸先生の小説の多くに言えるんですが、出てくる主人公
とか関係する人物が全く人の言うこと聞かずに早ちとりして、
話をややこしくしてるんですけど、素直に聞いてたら、話が
つまんなくなるんで、これはこれでいいんでしょうけど。

週末にはドラマ版のDVD-BOXが届くので、今から楽しみで
テンションあがりまくりです。

ラベル:金庸
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