2011年01月14日

三国志 Three Kingdoms 第2部 中原逐鹿 Vol.11

三国志2部.jpg

日本でも馴染み深い「三国志」の世界を『三国志演義』をベースに、曹操に
よる董卓暗殺未遂事件から司馬氏による晋王朝樹立までのおよそ80年間を
全95話で描いた作品。
Vol.11では、第21話〜第22話を収録。
 
 

第21集:
袁術が伝国璽を携えて袁紹を頼るために冀州へ赴こうとしている報が
曹操の元にもたらされ、劉備は曹操のもとから離れるチャンスと捉え
袁術討伐に名乗りを上げる。曹操は劉備に5万の兵を与え、袁術を討たせに
向かわせる。しかし、程イクは劉備を派遣したらが最後、徐州で独立して
しまうと意見する。程イクの意見を聞いた曹操は張遼と許チョに出撃して
いった劉備を連れ戻すように命令するが、劉備は命令を拒否し、二人は
為すすべなく許都へ戻ってくる。やがて袁術は劉備率いる軍勢に攻め込まれ
自刃してしまう。しかし劉備は許都へ戻らず徐州で自立し9万の兵を手に
入れてしまう。その報に接した曹操は怒りのあまり気を失ってしまう。
その頃、冀州の袁紹は曹操と決戦をするべく挙兵することを決意するので
あった…。

第22集:
車騎将軍・董承と太医・吉平による曹操暗殺の企ては董承の側女を寝取った
ことが発覚して翌日に処刑されそうだった董承の下僕の密告で発覚し、失敗
に終わり、董承・吉平は処刑される。曹操は献帝の血書を献帝に見せて、
脅すが皇后の董貴妃が自分の企てだと献帝を庇う。すると曹操は董貴妃を
捕えて縊り殺し、代わりに自分の娘を皇后としてあてがう。
そして曹操は董承の企てに参加していた劉備を討つべく徐州へ20万の軍を
率いて向かう。徐州の劉備は曹操がほぼ全軍を率いてやってきたことを好機
と捉え、袁紹にすぐさま許都を襲撃して献帝を推戴して曹操の退路を断つ
ことを促す使者を送るが、袁紹は息子が高熱を出して寝込んだことで気が
動転し、せっかくの好機に軍を動かすことを拒否するのであった…。

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第21集で偽皇帝・袁術が滅んでしまうのだが、演義などと違って自刃する
なんて、ちょっと死にざまが綺麗なような。農民に水を断られて憤死した
方が袁術の哀れな最期にふさわしい気がするが、そこは劉備を曹操と対比
して徳ある人物として描きたいための演出なんで仕方ないか。

第22集では曹操の帝を帝とも思わぬ態度はかつての董卓と同じかそれ以上
の傲慢さが出てて素敵。曹操役のチェン・ジェンビンの悪役っぷりが
素晴らしい。
それに比べて袁紹の無能っぷりが際立つ。子供一人のために好機をみすみす
逃してしまうのをみてると、ほんまにこの人が河北統一できたんだろうか
って疑ってしまうぐらい。
でも演義では曹操を立てるために袁紹は必要以上に無能に描いてるので
そこは仕方ないのかな。

このドラマでも演義でもそうなんだが、このあたりは曹操を中心に話が
進むので、袁紹が河北で勢力を拡大していく様がほとんど描かれてなくて
なんか消化不良気味。袁紹と公孫讃の争いが少しでも描いてくれてれば
良かったのにな。その点は残念。


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ラベル:三国志 歴史劇
posted by はくじ at 23:36| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | DVD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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