スプライス

人間と動物の遺伝子を掛け合わせて新種の生命体を作り出してしまった科学者
夫婦の心理とやがて迫りくる衝撃の運命を描いたＳＦサスペンス。
主演は『プレデターズ』のエイドリアン・ブロディと『死ぬまでにしたい１０
のこと』のサラ・ポーリー。
監督は『ＣＵＢＥ』のヴァンチェンゾ・ナタリ監督。

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科学者のクライヴとエルサの夫婦は、ともにラボで動物どうしの遺伝子を
掛け合わせ新種の生命体を生み出し、その生命体からガンなどの病気の治療に
役立てようとしていた。二人の探究心は更に進み、人間と動物の遺伝子を
配合して新生命体を創り出すことに成功する。
クライヴは得体の知れない物を創り出した恐怖から早く殺してしまおうと
するが、エルサはかたくなに拒否するとともに、新生命体がものすごい速さ
で成長していて、その分老化も早くすぐに死んでしまうから、このまま研究
しようとクライヴを説得する。
二人は秘密裡に新生命体を育て、エルサは新生命体に“ドレン”という名前
をつける。やがてドレンは誕生当時からは想像できないくらいに美しい女性
の姿へと変貌を遂げる…。
 

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ＤＶＤデータという雑誌のこの映画の紹介記事が載っていて、面白そうだった
ので公開初日に梅田ブルグ７で観てきました。

ドレンの造形がなかなかに見物。

人間と動物を掛け合わせて新生命体を創り出す話はありがちで、成長も早い
ってのもありがちな設定。まぁ成長が遅けりゃ話が進まないから仕方ない
かも。それだけの設定ならイマイチだったけど、この映画のドレンは成長に
つれて人間ぽっく変貌してくるのは見物だし、ドレンがクライヴに恋心を
持って誘惑していくあたりは面白かった。

ドレンの造形が独特だなぁと思っていたらギレルモ・デル・トロが制作総指揮
を執っていたことを後で知って納得。
なんとなくギレルモ・デル・トロの映画に出てきそうな感じの造形だったし。

しかしクライヴとエレンって科学者としては下衆だな。全く持って感情移入
できないや。
人の遺伝子を使うことに対しての倫理観は全くないし、しかもそれを隠れて
行ったり、新生命体を外に連れ出したり。
新生命体が逃げ出して繁殖することの可能性とか考えたら外になんて
出せないだろうに。
しかもそれぞれ終盤でドレンとチョメチョメしちゃうし。
このシーンは人によっては凄い嫌悪感とか抱いちゃうかも。
で、このシーンで、もしかしたらラストはエレンがＸＸしちゃうかもって
思っていたら、全くその通りのラストだったので、大いに萎えた。

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