2011年01月03日

三国志 Three Kingdoms 第1部 群雄割拠 Vol.6〜8

三国志1部.jpg

日本でも馴染み深い「三国志」の世界を『三国志演義』をベースに、曹操に
よる董卓暗殺未遂事件から司馬氏による晋王朝樹立までのおよそ80年間を
全95話で描いた作品。
Vol.6、7、8では、第11話〜第16話を収録。

 

第11集:
曹操の父・曹嵩は曹操の元に身を寄せるために徐州を通過した際、陶謙が
護衛につけた部下が曹嵩一行のもつ財宝を奪い、曹嵩ら一行を皆殺しにして
しまう。その事を知った曹操は嘆き悲しみつつも、徐州を奪う好機ととらえ
仇敵・陶謙を討つという大義名分で出陣する。
一方、陶謙は部下が起こした事件に困惑するものの、数十万の民を守る為に
籠城の準備をする一方、袁紹・袁術・公孫サンに援軍を要請する。
袁紹・袁術は援軍を断るが、公孫サンは援軍に赴くと言う劉備の要請に応じて
配下の趙雲に劉備に同行することに命ずる…。

第12集:
流浪していた呂布がエン州に侵入したため、曹操は陶謙・劉備らと和睦して
徐州から撤退する。一方、徐州では曹操を追い払った安心感で気が緩んだの
か、陶謙の容態が悪化し危篤状態になる。陶謙は自分の息子の能力では徐州
を治めていくのは無理と判断し劉備に後を継ぐように依頼するも、劉備は
頑なに固辞する。しかし陶謙が劉備に後を継ぐように遺言して死ぬと、
劉備もついに徐州牧になることを了承する。
それから間もなく徐州に、エン州で曹操と戦い敗れた呂布が騎兵8千とともに
劉備を訪ねてやってくる…。

第13集:
長安を脱出し李カクと郭の軍勢から逃れた献帝とその廷臣達。献帝は諸侯に
保護を求める詔を出す。袁紹陣営は許攸が帝を保護すべしと進言するが、
田豊は帝を迎え入れるよりも先ず公孫サンを破り、幽州と青州を手中に収める
べきと進言し、袁紹は田豊の策を採択する。一方、曹操は早速軍を率いて
洛陽へ向かい、帝を保護する。そして自身の勢力圏内である許への遷都を
半ば強引に進める…。

第14集:
曹操は徐州を手に入れるために、帝の名で劉備を徐州牧に任じるとともに、
揚州の袁術を討つように指令する。劉備は曹操の思惑が分かっていながらも
帝の詔である以上、命令には従わなければならず袁術討伐に出かける。
そして徐州の守りを張飛にまかせ、張飛には禁酒すること、兵に乱暴を働か
ないなどを訓示する。一方、袁術は曹操から劉備が袁術討伐を奏上して、
兵を出したことを知らせる。袁術陣営は曹操の思惑を読み取り、これを機に
徐州を手に入れようとし、小沛の呂布をそそのかして徐州を攻めさせようと
する…。

第15集:
徐州を攻め取ることに失敗した袁術は、徐州の主となった呂布に兵糧を送り、
小沛の劉備攻めを際して、劉備側につかないように依頼し、呂布は承諾する。
そして袁術は将軍・紀霊に5万の兵を授けて小沛を攻めさせる。
袁術軍が小沛に攻め寄せるのを知った呂布は直ちに兵を率いて出陣し、
自陣に劉備と紀霊を呼び寄せ酒宴を張る。いぶかしる二人に呂布は、120歩の
距離に立てた方天画戟を矢で射て当てることができれば和睦するように言い、
二人は承諾する。矢は見事、方天画戟に当たり紀霊はしぶしぶ劉備と和睦
して兵を引く。その頃、袁術のもとにいた孫策は父・孫堅が洛陽で見つけた
伝国璽を袁術に差し出し、代わりに父の配下であった黄蓋ら4将を貰い受け
江東行きの許可を得るのであった…。

第16集:
皇帝を僭称した袁術を討つため、曹操は諸侯に天子の名で詔を出す。
そして曹操自身10数万の兵を率いて寿春の袁術を討ちに出向く。
その途次、曹操が乗った馬車の馬が暴れて道をそれて畑の作物を荒らして
しまう。軍令で作物を荒らしては行けないとあったので、曹操は自らの
罪を償うために首をはねよと命令するが、諸将に大将なくして軍が立ち
いかないと諌められ、代わりに髷を切って勝利で償うと宣言する。
結果、曹操の厳格な法の適用を知った将兵は気が引き締まり士気が上がる。
しかし肝心の諸侯は誰も参加せず、ただ一人、劉備のみが数千の兵と共に
曹操のもとに現れる…。

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第11集では趙雲が初登場。爽やかで関羽・張飛にも劣らない無双っぷりは
見物。

だけど、曹操と呂布のエン州を巡る戦いが丸々カットされてたのは大変残念。
曹操が陳宮の策で死にそうになったり、夏侯惇が目を射られてその目を
食べるエピソードとか丸々無くなってるのは納得できない。
特に夏侯惇が目を失うエピソードなんて三国志の数あるエピソードの中でも
結構有名なものなのに、それをカットだなんて…。
ここまで曹仁以外の武将は紹介程度に出演してからは、それ以降ほとんど
出てこないや。そういえば程cや郭嘉といった軍師達も出てこないな。

第13集では李カクと郭の仲間割れと献帝の逃避行の部分が丸々カットか。
けっこう、いろんな部分を大胆にカットしてるなぁ。
そうでもしないと90話では描ききれないか…。
このドラマ、やけに許攸を押してるなぁ。演技や史実でも田豊は帝を迎える
ように進言してるのに、ここではむしろ反対していて無能な家臣として
描かれている。逆に許攸だけが智謀の士っぽく描かれているのは不思議。

第14集で、張飛が劉備を約束した禁酒を速効で破って暴れて曹豹に乱暴
してる…。頭悪すぎる…。
それにしても曹豹が呂布の従弟って設定は凄いな。

第16集は、麦畑のエピソードでは兵だけでなく高級将校も法が適用される
ことで軍紀を引きしめるあたり、法に厳格でとっさの判断で凶事を慶事に
変える知能の高さや、兵糧のエピソードでは兵の不満を部下に押し付けて、
それを機に士気を高める冷酷さなど曹操の人物像が良く解る回で面白かった。


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ラベル:歴史劇 三国志
posted by はくじ at 19:49| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | DVD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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