2008年/クロアチア・セルビア
35mm-カラー100分
クロアチア語(日本語・英語字幕)
監督:ヴィンコ・ブレシャン
出演:イヴァン・ヘルチェグ
ナーダ・シャルギン
プレドラグ・ヴショヴィッチ
ドラゼン・クーン
* * * * * * * *
このままでは終わらない?!
巡りめぐる愛と人生の悲喜劇
クロアチア軍を退役し、ザグレブに暮らすマルティン。彼が偶然目にした
ポルノ版赤ずきんちゃんでデーサを見つけたとき、彼の人生は大きく
変わっていった。彼は共演していたジプシーのジュロを訪ね、彼女のもと
へ案内させる。セルビアのベオグラードですでに娼婦となっていたデーサを
自由にするため、彼は大金を工面し、彼女を自宅へと連れ帰る。デーサは
彼もほかの男と同様に自分を利用するのだろうと思うが、事情はまったく
違った。彼は彼女が快適に暮らせるよう懸命に気を配る。しかし彼女には
何も求めず、指一本触れようとしない。彼の目的がわからず、混乱する
デーサは彼の秘密を探ろうとする。同時に彼のやさしさに癒され、しだいに
笑顔を取り戻し、二人は想いを寄せていく。マルティンとデーサはそれぞれ
心に深い傷を負っていた。戦争が終わってもなお消えることのない傷みが
二人を苦しめ、また結びつけているのだった。やがて彼女は彼の過去に
気づき始める。二人の幸せはやはり束の間のものだったのか。
(第17回大阪ヨーロッパ映画祭公式パンフより抜粋)
これも公式HPの画像から戦争モノかと思ってチョイス。
戦争モノかと思ったらちょっと違いましたが、それなりに楽しめる
内容でした。
マルティンの考えは同姓として理解できる部分は多々ありますね。
惚れてしまった相手が堕ちるとこまで堕ちた生活はしてて欲しくないって
想いや、一緒に生活することになっても好きだからこそ手が出せないって
いう気持ちも凄く解る。
ストーリーはいきなりマルティンがAVに出てる女性を探してるところから
始まり、何故探しているのか、デーサを身請けするための大金を用意する
ために地図を売ってまわる。何故地図が売れるのか、意味不明なんですが、
ストーリーが進んでいくことで、バラバラに提示されていた各要素が
つながりはじめ、次第に事の真相が明らかになっていくあたり、なかなかに
見応えあって良かった。
今回のイシハラホールは、席はゆったりで前の人の頭とかも気にならなかった
ので、会場としては満足できるものがありましたが、ただ会場前のホールが
小さいので、会場入り前は人が溢れて暑苦しくて、エスカレータ前も人が
溢れて危なかったりするので、今後はホールにはサポーターと指定席券購入者
だけを入れて、自由席券購入者は1Fホールで待機して、番号順にエスカレー
ターに乗り込む方式にした方がいいかも。
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