第39話のあらすじ
腹心の部下が一人も居なくなった于万亭は乾隆帝に身分の回復と官位を
要求する。乾隆帝は証拠と紅花会を潰さないとやらないといいつつも
身分だけは回復させ、于万亭に御前侍衛をつけて紅花会の殲滅を命じる。
永楽堡にいる陳家洛を包囲した于万亭は陳家洛に降伏するように命じるが、
陳家洛らは拒否する。力づくで陳家洛ら紅花会を潰そうとした于万亭だった
が、そこへ白振が乾隆帝の勅命を持って于万亭と紅花会の間に割って入る。
勅命は于万亭と紅花会の内紛なので、御前侍衛らは関わらないようにという
内容で、白振は御前侍衛らを引き連れて去っていく。
乾隆帝に騙され一人になった于万亭に対し、趙半山、文泰来、駱冰、余魚同、
徐天宏、周綺らが兄弟の仇を討つために于万亭に襲いかかる・・・。
第40話のあらすじ
先帝の遺命で八旗の兵権を親王達に渡すことを皇太后に迫られた乾隆帝は
仕方なく兵権を手放す。しかし兵権を手放すことを良しとしない乾隆帝は
遺命が納められている雍和宮に陳家洛ら紅花会の面々を宴会をしながら
今後のことを話し合いたいと呼び寄せ、白振に雍和宮に火をつけて陳家洛ら
を殺せと命じる。乾隆帝は紅花会の殲滅とともに、先帝の遺命を始末しよう
と企む。
一方、陳家洛のもとに傷の癒えたホチントンが現れ、カスリーの行方を
陳家洛に聞いてくる。そこへ李ゲンシからカスリーが自害したことを聞き、
紅花会の面々は怒りをあらたにする。
そこへ乾隆帝からの宴の誘いがくる。陳家洛は罠が張られていることを
承知の上で乾隆帝との決着をつけるために皇宮へ赴く・・・。
やっと全話観終わった。
39話も40話も面白かった。
今まで乾隆帝に対し、優勢だった于万亭が部下を失ったのを機に、立場が
逆転して、乾隆帝の捨て駒のようになってしまったのがなかなか面白い。
あれだけ何年もかけて慎重に準備してきたのに、己の狭量や一人の女に
囚われ過ぎて大事な腹心を自らの手で殺めてしまうような男に大事はなせ
ないな。乾隆帝の方が一枚も二枚も上手だった。
さすがに宮廷内で皇太后や親王や重臣相手に権力闘争をしてきただけ
あって、その辺のやり取りはお手の物だな。
『射G英雄伝』とか『笑傲江湖』の時は、全話徹夜したりして4〜5日程で
一気に観たけど、『書剣恩仇録』や『鹿鼎記』にはそこまで入り込めなかっ
たな。自分の中の武侠熱が下がってきてるのかも。
次はMAXAMさんから『倚天屠龍記』のDVD-BOXが今月末に発売されるみたい。
『射雕英雄伝』『神雕侠侶』に続く射雕三部作の完結編だから、
これは取りあえず買いかな。