第37話のあらすじ
于万亭は乾隆帝が雍正帝の実子でない証拠を手に入れたことをネタに
揺さぶりをかける。乾隆帝はその証拠を寄こし、紅花会を潰せば、
于万亭の名誉を回復し、皇籍に戻し大将軍に任命することを約束する。
早速、于万亭は衛春華と石双英に楊成協と蒋四恨の殺害を命じる。
衛春華と石双英は偽りとは言え仲間だった彼らの殺害に戸惑いを感じる
ものの主君の命令は絶対と、覚悟を決めて楊成協と蒋四恨を騙し討ちに
する。
その頃、西域では西域七部族で新盟主を決める時期に来ており、于万亭は
アイジョルを新盟主に据えて七部族を手中におさめようと、邪魔になる
ホチントンに罠を仕掛ける・・・。
第38話のあらすじ
于万亭の罠によって重傷を負ったホチントン。
しかし重傷を負った身ではアイジョルとの新盟主を決める闘いに出られない。
ホチントンは袁士霄に助けを求め、袁士霄は七星点穴法でホチントンの傷の
痛みを一時的に和らげてやる。痛みの消えたホチントンはアイジョルの武芸
勝負に挑む。だがそこへアイジョルの父ドゥハがやってきて、何者かに
襲われた自分を助けてくれたホチントンこそが新盟主だと言い出す・・・。
残り4話となったためか、展開がスピーディになってきた。
37話で楊成協と蒋四恨が追風七騎に襲われ、助けに入ったフリをした
衛春華と石双英に後ろから斬られて騙し討ちにあうんだが、衛春華と石双英
はあれだけの人数で襲ってるのに、何故に楊成協と蒋四恨を囲まないんだ。
アホみたいに一か所に固まってたら、そりゃ楊成協に逃げられてしまうわ。
そのせいで、楊成協は出会った趙半山に誰に斬られたかをちゃんと告げて
絶命してしまって、騙し討ちした意味がねぇ。
あれだけに慎重に準備してきた于万亭なのに、ここにきてちょっと軽率な
動きが目立つな。
38話では、衛春華と石双英が怪しいと睨んだ趙半山と徐天宏が中心となって
衛春華に罠をしかけ、正体がばれそうと不安がってた衛春華は簡単にその
罠にかかり于万亭の元へと駆けつけてしまう。
これで陳家洛らは于万亭が生存していることと、紅花会を創設した真の意味
を知るんだが、ここで衛春華と石双英があっけなく死んでしまう。
衛春華なんて、于万亭が衛春華が裏切ったと勘違いして殺してしまい、
石双英も于万亭に疑われつつ、陳家洛らとの戦いの中、于万亭の壁として
死んでしまう。
于万亭の駒として使い尽くされたあげくに簡単に捨てられてしまうさまは
悪役とは言え、ちょっと可哀そう。
紅花会も無塵道士が趙半山をかばって死んでしまうが、この人も出番が
ほとんどなく、これといった見せ場もあんまりないまま死んでしもたな。
紅花会の2番役なのに。
次で陳家洛と于万亭とで決着がつくかな。
そして陳家洛と乾隆帝とカスリーの結末がどうなるのか。
残り2話でどうなるのか楽しみ。
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