『リアル鬼ごっこ』などの著作がある人気作家・山田悠介の同名小説を
映画化したサスペンスホラー。
小学校時代のいじめが元になる復讐劇に巻き込まれた男女の姿を描く。
出演は、D-BOYSの荒木宏文と三上真史、AKB48の菊池あやかと仲川遥香。
大学生活を満喫している大学生の英明。ある日、そんな彼のもとに小学校
時代の担任が自殺した報せが届く。だが、その数日前に同窓会で担任に
会っている英明は担任が新婚で自殺するそぶりもなかったことから、
その死に不審を抱く。そして自宅に謎のDVDが送られてきて、中身を
確認すると担任らしき男性が拘束されて金ゴテで焼印を入れられている
映像だった。担任の死がおかしいとDVDを警察に持ち込んだ英明だったが
警察は自殺でもう終わったこととして取り合わない。
そんな時、英明の彼女・理香子が怪しい黒髪の女に後をつけられていると
英明のもとに連絡してくる。理香子のもとへ急いだ英明だったが、黒髪の
女を見つけた途端意識を失ってしまう。
その後、意識を取り戻した英明だったが、そこは小学校時代の教室そっくり
の部屋で、そこには同級生の新庄、吉池、智絵の姿があった・・・。
何故だかわかんないですが、この映画の前売り券を購入してしまい、まぁ
このまま観に行かないままだともったいないので敷島シネポップへ観に行く
ことに。
ただでさえ微妙なAKBを起用するなら篠田麻里子や柏木由紀や渡辺麻友あたり
のまだ知名度のある主要メンバーを起用できなかったのか?
正直、この二人ではインパクトが弱いし、演技も微妙だし。
男性陣もD-BOYSってグループの存在、全然知りませんでした。
世間的には人気あるのかな? 勉強不足でその辺は全くわかりません。
しかしまぁ、まどろっこしい復讐劇。
金と時間がかかり過ぎで採算とれないんじゃない。
いじめられた被害者とその家族で構成される復讐の相互互助会みたいな
組織を作って、いじめた加害者に復讐していくのはいいんですけど、
やられた以上のことをするのはどうなの?って思ったりもする。
被害者としては殺しても殺し足りないんだろうけど、やられた以上のことを
するのは何か違うな、結局かつてのいじめの加害者と同じレベルかそれ以下の
存在になってしまう気がする。
ストーリー的には単純で、中だるみもあってちょっとイマイチだったかな。
でも『シロメ』よりは断然面白かった。

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