オカンの嫁入り

長いこと二人で暮らしてきた母娘だったが、ある日突然母が、年の離れた
若い男との結婚を宣言し、それに対して戸惑い反発する娘の揺れ動く様を
ユーモラスながらも心温かく描いた人間ドラマ。
主演の母娘には、『ダーリンは外国人』の大竹しのぶ、『ソラニン』の
宮崎あおい。共演には桐谷健太、絵沢萠子、國村隼など。
監督は、『酒井家のしあわせ』の呉美保監督。

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母・陽子と娘・月子の二人は長い間ずっと二人で仲良く暮らしてきていた。
そんなある日の真夜中、陽子が酔っ払って若い金髪の男・研二を連れて
帰って来て、翌朝、月子に研二と結婚することを宣言する。
あまりに唐突な宣言に、反発した月子は家を飛び出し家族同然の付き合いを
している大家のサクの家に逃げ込む・・・。

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演技の上手さに定評のある大竹しのぶと宮崎あおいの主演ときて、絵沢萠子、
國村隼というベテラン俳優が脇を固めているとくれば、これは見応えある
良作だろうと思い、なんばパークスシネマで観てきました。

毛糸の帽子を被った宮崎あおいがデラ可愛い！

これはなかなかに良い映画でした。全体的に母娘のやりとりなどをユーモラス
に描きつつも、要所ではウルっとくるような内容は結構良かった。
母・陽子役の大竹しのぶが素晴らしく、陽子役は大竹しのぶ以外では思いつか
ないぐらいハマり役だったのではないかと。
それに負けじと娘・月子役の宮崎あおいも拗ねたり・むくれたりといろんな
表情があって良かった。

月子の反発はええ年した大人があそこまで頑なに反発するのは大人気ないか
なと思いつつも、まぁその気持ちもわからんでもないです。20年以上も母と
娘の二人で暮らしてきた中に、突如として母親の再婚相手として自分と年の
近い男性を連れて来られたら、反発したくなるでしょうし。
ましてや、自分以上に気が利いて、料理も自分より上手となれば、母親の
側にあった自分の居場所が無くなってしまう気がしたんじゃないだろうか。

それにしても、研二は陽子の何に惹かれたんだろうか？
そこがイマイチ良く分かんない。

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