人気作家・京極夏彦の同名小説『ルー=ガルー 忌避すべき狼』を
プロダクションI.Gが映像化。
モニタによる管理が徹底された近未来で、少女だけを狙った連続殺人事件が
起き、同級生がその事件に巻き込まれたことから、4人の少女達が事件に
立ち向かいつつ監視社会に反抗する様を描く。
監督はTVアニメの『BLOOD+』の藤咲淳一で、今作が初の劇場作品となる。
合成食糧が開発されて食糧問題が解決された近未来の日本。
高度なコンピュータシステムと街の各所に設置されたモニタによる厳重な
監視により、子供たちは安全に暮らしていた。
学校という制度はなくなり、学習は家庭のモニタで行い、週に一度、
直接人と会って対話する“リアルコミュニケーション”研修のために
コミュニケーションセンターに通う。
コミュニケーション障害の少女・牧野葉月はリアルコミュニケーションの
研修のために、自称・天才と名乗る明るい性格の都築美緒、どこか陰のある
神埜歩未、矢部佑子と同じグループに分かられ、彼女らと学習発表すること
になった。しかし、その日欠席していた佑子が連続殺人事件に巻き込まれ
て行方不明になっていることが発覚する。
仲間を救おう!と美緒は葉月と歩未とともに佑子の行方を追い始める。
美緒の幼馴染みで管理システムに入っていない未登録住民の麗猫と協力も
あり、無事に佑子を救出することに成功したが、自宅に戻った佑子はその日
に何者かによって殺害されてしまう。
そして美緒と葉月の身にも危険が迫る・・・。
京極夏彦の原作は未読なんですが、プロダクションI.G制作で、登場人物の
神埜歩未のキャラデザインが何となく『BLOOD+』っぱい感じがして、
何か面白そうと興味が出てきたので、出張中ということもあり、週末に
新宿バルト9で観てきました。
原作の膨大な量を100分程度にまとめないといけないので、大変だとは
思うんですが、どうも神埜歩未のキャラが謎すぎて?でした。
何故彼女は、あれだけの殺人技術を身につけることができたのかとか、
何か突然、麗猫という中華風な少女が出てきたりと説明不足感が半端ないし、
突っ込みどころも一杯。
それとこの映画は企画段階からガールズバンド“SCANDAL”とのコラボが
前提だったそうで・・・。う〜ん、SCANDAL必要かな?
いてもいなくてもどっちでもいいや。

クリックして下さった方、ありがとうございます。
前半はけっこう好きです。
"SCANDAL"は同様のバンドがあれば、別に"SCANDAL"に限らんと思いましたけど、作品世界的には合ってたと思います。
コメントありがとうございます。
前半の展開はまだサスペンスちっくで、どうなるのかワクワクしてたんですが・・・。
SCANDALは特に邪魔ではなかったですが、なんか
コラボありきで企画たてられてるのが、ちょっと好かんなぁと思ったりします。