
かつてアンディ・ウォーホルらが出入りし、『レオン』の舞台ともなった
ニューヨークのチェルシーホテルを舞台にしたサスペンスムービー。
メキシコの新鋭ホルヘ・バルデス=イガがメガホンを取り、『聖白百合
騎士団』の長澤奈央が不運な新妻を体当たりで演じる。その夫を今回脚本と
プロデュースも兼ねた『YA-KU-ZA ヤクザ・イン・ニューヨーク』の
ヒロ・マスダが熱演。次々と浮かんでは消えていく容疑者たちの証言と
衝撃の結末に身震いする。
恵美(長澤奈央)は新婚旅行で夫の健二(ヒロ・マスダ)がかつて住んで
いた街ニューヨークを訪れる。二人は夕食後ホテルに戻り眠りにつくが、
数時間後に恵美が目を覚ますと夫の姿はなく、シャワーの音だけが聞こえて
いた。彼女が何げなく健二が昼間撮っていたビデオカメラを再生すると、
そこには何者かに惨殺される夫の姿が映っていた。
(シネマトゥデイさんより抜粋)
5月に東京、7月に名古屋・山形でそれぞれ1週間限定で上映されており、
関西での上映予定がないままDVDが発売されたので、レンタルにて観賞。
海外では評判いいみたいで、マートルビーチ国際映画祭という聞いたことも
ない映画祭にて最優秀外国映画賞と主演女優賞を受賞し、他の映画祭にも
正式出品して、最優秀作品賞などにノミネートされている作品みたいです。
偽警官のくだりはあからさま過ぎて、まさかこのまま終わらないだろうとは
思ったが、その後の展開には全く持ってやられたって感じだが、でも唐突
すぎやしないかという気持ちもあります。
この展開だと、今までの映像との繋がりが最初よく理解できなかった。
見直してみておぼろげながら理解した感じ。
74分と短い時間ながらも、次々と浮かび上がる人物のうち、誰が犯人なのか
とハラハラさせられ、そして事態が二転三転し、真相が明らかになる展開は
なかなかに面白かったです。
長澤奈央目当てでレンタルしましたが、思った以上にいい映画でした。
大阪でもテアトル梅田とかシネ・リーブルあたりで上映して欲しかったなぁ。