
あらすじ
霊鷲宮の主となった虚竹は、4つ子の侍女や余婆達と別れを告げて少林寺へ
戻る。しかし旅の間に、虚竹は女犯など多くの戒律を破ってしまっていた
ために自ら罰を受けるべく戒律院へと赴く。
しかしちょうどその頃少林寺には、五台山清涼寺の方丈や多くの英雄好漢達が
訪れており、そこへ新たに丐幇の幇主となった荘聚賢が江湖の盟主を決めよう
と押しかけてきていた。さらに星宿派の丁春秋、慕容復一行、簫峯らが
それぞれの思惑を胸に秘めて集まってくる。
そしてそこで少林寺のスキャンダルが明らかになる・・・。
7巻は今までの中で一番読みごたえがあって、面白かった。
今までの謎の多くがこの巻であきらかになり、長年にわたる壮大な恩讐に
一応の決着がつき、丁春秋のような不要になったキャラがとってつけたように
処分されていくのはちょっと可愛そうかな。
7巻では初めて簫峯・虚竹・段誉の義兄弟が勢揃いするんですが、この3人が
揃うと、慕容復の器量の小ささが目立ってしまうな。
話も次の8巻で大団円を迎えるのですが、どういうふうに収束するのか
すごい楽しみ。
『天龍八部@ 剣仙伝説』
『天龍八部A 王子受難』
『天龍八部B 運命の激流』
『天龍八部C 行路茫々』
『天龍八部D 草原の王国』
『天龍八部E 天山奇遇』
『天龍八部G 雁門悲歌』
ラベル:金庸