アデル／ファラオと復活の秘薬

『レオン』『フィフス・エレメント』などで数々の印象的なヒロインを
描いてきたリュック・ベッソンが手掛けるファンタジー・アドベンチャー。
フランスの人気コミックシリーズを原作に、エジプト王家に伝わる秘薬を
めぐる冒険が繰り広げられる。ヒロインに抜てきされたのは、アンヌ・
フォンテーヌ監督作品にも出演したルイーズ・ブルゴワン。
その宿敵を『潜水服は蝶の夢を見る』の演技派マチュー・アマルリックが
演じる。職業をさまざまに変えるルイーズの見せる、キュートな衣装にも
注目。

1911年、エジプト。妹の命を助けたいフランス人ジャーナリストのアデル
（ルイーズ・ブルゴワン）は“復活の秘薬”の手掛かりをつかむが、
宿敵のマッドサイエンティスト、デュールヴー（マチュー・アマルリック）
に阻まれてしまう。ちょうどそのころ、パリでは博物館の卵の化石から
ジュラ紀の翼竜がかえり、人々を恐怖に陥れていた。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（シネマトゥデイさんより抜粋）

途中からはそれなりに楽しめる映画でした。

ポスターや予告編の映像から、インディ・ジョーンズばりに秘境を冒険して
秘境に隠されているお宝をゲットするアクションアドベンチャーで、見た目
華奢なヒロインが秘境でアクションを繰り広げるんだろうと思い、これは
面白そうだと観に行くことに。

でもそんなノリの映画じゃなかったので、がっかりというか残念。
期待していた秘境での冒険は前半であっさりと終わり、残りはパリで話が
進んでいって、そのまま終わってしまうという展開に拍子抜け。

でもって、各人物同士の関係や背景描写が中途半端というか説明不足なんで
前半はイマイチ乗り切れず、ウトウトと睡魔と闘いながらの観賞になって
しまい、エジプトシーンはあんまり記憶に残ってません。

俄然面白いなと思いだしたのは、大統領からの大臣、警視総監、警部と
指示が下っていく度に解決までの期限が短くなっていくあたりや、アデルが
刑務所に知り合いの博士を脱獄させようと悪戦苦闘するあたり。
これはコメディ映画なのかって思いだしたあたりから、そこからは最後まで
それなりに楽しんで観ることが出来ました。

それにしてもマチュー・アマルリックがどこに出ているのか全然わかんな
かった。そもそも出てることも知らなくて、後で知ってびっくり。
ヒロインのルイーズ・ブルゴワンは可愛くて良かったんですが、個人的には
アデルの妹・アガットを演じたロール・ドゥ・クレルモン＝トネールの方が
好みだ。

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Comments

この映画、尻上がりに面白くなっていきましたよね。
私はコメディ映画としてはなから見ていたので、けっこう楽しめましたｗ

Posted by ゴーダイ at 2010年07月08日 23:51

どういう見方で見るか！によって、映画の印象が変わる感じでしたね。
あたしはリュックさんお得意の、彼のお好みの女優さんを使って、唐突展開の半コメディ（？）と思って臨んだんで、正解でした。それが正解になる・・・っていうのも、ちょっと寂しいんですがね。
マチューさんにびっくりでした！

Posted by sakurai at 2010年07月09日 08:04

＞ゴーダイさん
コメントありがとうございます。
最初からこういうノリのコメディ映画と分かって
いればそこを楽しめたんでしょうが、予告編に
してやられた感じです。

Posted by はくじ at 2010年07月09日 11:52

＞sakuraiさん
コメントありがとうございます。

ヒロインに関しては、相変わらずリュック・ベッソン好みの赤毛さんだなぁとは思っていて、そのヒロインを使った冒険活劇だと思ってました。
予告編を観る限りでは。

マチューさんに関しては、出演してるって事前に知ってても、どこに出てたかはきっとわかんなかったと思います。

Posted by はくじ at 2010年07月09日 11:56