2010年06月06日

掌の小説

掌の小説.jpg

若手監督4人が川端康成の同名短編集「掌の小説」から4編を取り上げ、
「桜」を共通テーマにしてオムニバス形式で綴る文学ドラマ。
繊細で美しく、フェティシズムあふれる川端康成の文学の世界観を、
香椎由宇、吹越満、奥村公延、福士誠治など多彩のキャストで描きだす。

【笑わぬ男】
路地裏のアパートにある若い夫婦が暮らしていた。夫は売れない作家。
病の床に臥している妻は自分の死期が近いと感じているのか夜毎
「足が淋しい」と呟きその細くなった白い足を擦らせていた。
「桜が見たい」という妻のために男は桜が咲き誇る裏山へと向かう。

【有難う】
私婦として生きている菊子は毎晩違う男と枕を並べながら、いつも故郷で
出会った、今はもう逢う事の無いある青年の事を思いかえす。
青年は、乗り合いのバスの運転手で、(ありがとさん)と呼ばれている
青年だった。道すがら、バスの中から馬車にも大八車にも馬にでも
「ありがとう」と声をかける(ありがとさん)。菊子はまだ幼い時分、
この(ありがとさん)のバスに揺られ町へ売られて来たのだった。
ちょうど、桜の咲き誇る季節に。

【日本人アンナ】
ある寒い日、ロシア人の少女・アンナに財布を掏られてしまう。
アンナは毎晩街の映画館でロシアの歌を歌っている。
可憐なアンナに魅せられた私は、彼女の暮らす木賃宿をつきとめ、
隣の部屋へ通い夜な夜な襖の奥からアンナの姿を覗いていた。
そんな夜が幾日か続いたある朝、アンナは町から忽然と姿を消す。
翌年の春、満開の桜の下でアンナに良く似た美しい少女と出会い…

【不死】
来る日も来る日も同じ木の下で凧をあげ続ける新太郎。
ある日街の雑踏の中に今は亡きかつての恋人・みさ子の姿を見つける。
二人は手を取り合い桜の木へと向かい歩き始める。
そこはかつてみさ子が亡くなった場所だった。
ようやく恋人に再会することが出来た新太郎は、満開の桜の木の下で凧を
あげる。
                                    (各エピソードのあらすじは公式HPより抜粋)

眠たかった・・・。

『殺人犯』を公開日初日に観るために朝一でシネマート心斎橋に行って、
チケットを購入したんですが、上映時間が昼からなので、それまでの
時間潰しとして本作をチョイス。

セリフも少なく、効果音も少なく、映像も幻想的でストーリーも捉えどころも
なく、理解しづらい内容ではありましたが、全体的にフェティシズム感が
漂い、なんとも耽美的な感じがする一本でした。

ただそんな感じで80分がたんたんと続くので、最後の方はもう眠くて
眠くて。


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posted by はくじ at 00:08| 大阪 ☀| Comment(2) | TrackBack(4) | 映画(日本) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
まあ、確かに、お疲れの時に観賞すれば、
眠たくなる雰囲気ではあります(笑
静かなトーンだしね。

自分はかなりハマってしまいました。
ここまで耽美的とは思わなかったので。
オムニバスにしては雰囲気が統一されていてよかったです。
Posted by rose_chocolat at 2010年06月06日 06:57
>rose_chocolatさん
コメントありがとうございます。

幻想的で耽美的でフェティシズムあふれる
映像は見応えあり、それぞれのエピソードが
何かしら繋がりがあり面白かったのですが、
静かなトーンなので、気づけばうつらうつら
してしまい、大変でした。
Posted by はくじ at 2010年06月06日 21:59
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