ローラーガールズ・ダイアリー

『チャーリーズ・エンジェル』『ラブソングができるまで』の
ドリュー・バリモアが『JUNO/ジュノ』のエレン・ペイジを主演に迎えて
監督デビューをはたしたガールズ青春映画。
アメリカの田舎町で母親の言いなりで退屈な毎日を過ごしていた女子高生が
ローラーゲームと出会い、それに魅了されていく中で、自らの殻を破って
大きく育っていく姿を描く。

テキサスの田舎町で暮らす１７歳の女子高生ブリス。彼女の母親は
美人コンテストに入れ込み、優勝しないとまともな人生が送れないとブリスを
いろんなコンテストに参加させる日々を送っていた。
しかしブリスにはそれが退屈で興味のないものだったが、母親に逆らうこと
なくコンテスト漬の毎日だったが、ある日買い物で訪れた店で手に入れた
ローラーゲームのチラシを見て、ローラーゲームに興味を持つ。
そして２１歳以上という条件でメンバーを募集していることを知ったブリスは
年齢をごまかしてテストを受け、合格する。
ブリスは家族にローラーゲームの選手になったことを隠して練習に参加する。
そしてブリスには思わぬ才能があり、メキメキと上達していき、万年最下位の
チームもブリスの加入によって徐々に順位を上げて行く・・・。

これは面白かった！

近年、作品のプロデューサーも行ってきたドリュー・バリモアが満を持して
監督業に挑戦した今作。監督だけでなく本人もブリスと同じチームの
スマッシュリー・シンプソン役で参加し、パワフルでコミカルな姿を目一杯
披露してくれ、彼女らしい魅力をたっぷり見せてくれてます。

ストーリー自体はありきたりなもんですが、スポ根・家族愛・友情などが
詰まっていて、ペースも良く、あっという間の２時間でした。

それと主演のエレン・ペイジが打ち込めるものを見つけて一所懸命がんばる
女子高生を演じているんですが、これが可愛らしくて良い。

エレン・ペイジも良かったですが、それ以上に印象に残るのが、母親役の
マーシャ・ゲイ・ハーデン。こうと信じた道を娘の気持ちをくみ取らずに
がんがん進んでいく面もあるんですが、それは娘を幸せにしたいという
気持ちがあってのことで、娘思いの良い母親でした。
最後のブリスが出る予定だったコンテストでのスピーチ原稿を読んだ時の
彼女の仕草が何とも言えず良かった。

日本では一時期流行ったような気がしますが、今はどうなんでしょ？
私の中でローラーゲームといえば光GENJIを思い出してしまう。
記憶が正しければ、デビュー間もない頃、ローラーゲームを題材にした
ドラマが放映されてた気がする。

クリックして下さった方、ありがとうございます。

Comments

そうそう。ベースはブリスが独り立ちする様子を描いてるけども、そこに友情や恋愛やスポ根のエッセンスが加わってるんですよね。
エレン・ペイジの色んな表情がとても魅力的で、メガネっ子もかなり気に入ってる私です。（笑）

Posted by KLY at 2010年05月25日 00:26

＞KLYさん
コメントありがとうございます。
いろんなエッセンスを取りこみつつ、ひとつのテーマに特化せずにバランスよく描いているのが私的には良かったですよ。
エレン･ペイジ可愛かったですねぇ。
あれで23歳には見えないですね。

Posted by はくじ at 2010年05月25日 22:12

こういうタイプの作品好きなんで。
エレン・ペイジの成長をみたく劇場に行ったしだい。
junoからさらに逞しくなっていました。
転んだら痛いだろうな。

Posted by 長右衛門 at 2010年07月31日 07:47

＞長右衛門さん
コメントありがとうございます。
私はドリュー･バリモアの初監督作品と
いうのに惹かれて観に行ったくちですが、
エレン･ペイジの起用は大正解ですね。
素晴らしかったです。

Posted by はくじ at 2010年08月01日 11:25

はい、リアルタイムで、ローラーゲームを燃えに燃えて見た口です。
あのころの興奮をマジに思いだしました。よかったああ。
この映画もとってもよかったです。
結構、王道のスポ根ものですが、いろんなものがちょうどよく描かれて監督でもいいぞおお！と思いましたわ。

Posted by sakurai at 2010年09月30日 08:30

＞sakuraiさん
コメントありがとうございます。

この映画最高でしたね。
王道のスポ根を軸に家族愛などいろんな
要素がほどよく入っていて面白かったです。
ドリュー姐さんの監督次回作が楽しみで
しかたないですね。

Posted by はくじ at 2010年10月02日 02:25