『山の郵便配達』『初恋の想い出』のフォ・ジェンチイ監督が、台湾北部の
小さな田舎町を舞台に、声の出なくなった歌手と地元の青年のお互いに
惹かれつつも想いが届かずにすれ違ってしまう様を描いたラブストーリー。
主演の地元青年役は『藍色夏恋』『幻遊伝』のチェン・ボーリン。
ヒロインの声の出なくかった歌手役は、チャン・ツィイーに似ているので
“小章子怡”とあだなが付いた中国の新進女優トン・ヤオ。
共演には、『ブラッド・ブラザーズ -天堂口-』のトニー・ヤンや、『遠い
道のり』のモー・ズーイー、『九月に降る風』のテレサ・チーなど。
台湾北部にある山あいの小さな田舎町・青桐。
父が早くになくなり、母が失踪し孤児として育った青年モウは、失踪した
母が戻ってくると信じて帰りを待ちつつ、孤児になった際に町の人々から
服装や食べ物を分け与えてくれた恩返しに町の人々の雑用を請け負う毎日を
送っていた。
そんなある日、この小さな田舎町にメイという女性がやってくる。
彼女は新人賞を獲った期待の歌手だが、新曲発表前に声が出なくなり、
誰にも行き先を告げずに台北から失踪してきたのだった。
モウはカフェで酔いつぶれていたメイをカフェのマスターから頼まれて、
宿を紹介した縁がきっかけで部屋さがしを手伝ったりしていくうちに
二人は次第に打ち解けて行く。
これは観てみたいと思いつつも大阪での上映を見逃してしまっていたんです
が、出張先から電車でいける場所で上映中だったので観に行ってきました。
台湾映画だと思っていたんですが、制作は中国・日本・香港・台湾の4か国
だそうで、日本の原案・脚本、中国の監督、舞台が台湾、キャストは中国と
台湾と東アジアのいろんなスタッフがを結集して作成された映画です。
だけど、なんかひと昔か、ふた昔ぐらいのラブストーリーのような脚本。
決して嫌いではないですが、もうひとひねりあった方が良かったかな。
ただ、チェン・ボーリン演じるモウの朴訥な演技やトン・ヤオの憂いのある
演技などは良かったですし、舞台となった青桐という山あいの田舎町が
醸し出す雰囲気が良かったです。
ああいうノスタルジックを感じられる町並みは好きです。
トン・ヤオが“小章子怡”と言われるのが良く分かる。
何気ないしぐさや表情がチャン・ツィイーに非常によく似てる。
これは今後の活躍が楽しみで私のお気に入り女優さんの一人になりそうです。
後、気になったのが、リサ役ででていたジャネル・ツァイ。
台湾の人気ファッションモデルだそうで、彼女の今後の活躍も気になります。

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まさに「アジアン癒し系ムービー」です。
こういう感覚は台湾ならではのような気がしました。今の日本ではここまで潔くまったり系は撮れませんよ。心休まりましたが、台北の雪って、何ですか。がくっ、、っです。
こんばんは。
コメントありがとうございます。
ありきたりなラブストーリーですが、心に染みる一本でしたね。
雪の正体がアレだったのは、がっかりでしたね。
てっきり本当に雪が降る奇跡が起きるのかと思ってましたので。