ニューヨーク、アイラブユー

『パリ、ジュテーム』のプロデューサー、エマニュエル・ベンビイが都市を
テーマに描くオムニバス映画の第２弾。
監督初挑戦の女優ナタリー・ポートマンをはじめ、世界各国の監督１１人が
参加して、ナタリー・ポートマンやオーランド・ブルームやスー・チー、
マギーＱなど多彩で豪華なキャストを起用し、ニューヨークを舞台にいろんな
愛の物語を描いていく。日本からは岩井俊二が監督として参加。

大都会ニューヨーク。摩天楼がそびえ立って、多くの人種が暮らすこの街で
は、今日も大勢の人々が行きかい活気に満ち満ちている。
女性の心を盗もうとするスリの青年、初めてあった行きずりの相手と一夜を
ともにしたが、再びその相手に無性に会いたくなる男女。相手に文句ばっか
言いながらも長年連れ添ってきた老夫婦、街で見つけた女性をモデルに
しようとアプローチする余命いくばくもない画家。
相手を娼婦と知らずに懸命にナンパする物書きなどニューヨークの名所を
舞台に10篇の愛の形が紡がれる。

大阪で上映している時に見逃してしまったんですが、まだ東京の有楽町の
TOHOシネマズシャンテで上映中でしたので、観に行ってきました。

なかなかに見応えのある映画でした。
２時間の中に１０篇のストーリーとそれを繋ぐ１篇の全１１篇のストーリーを
入れなければいけないので、一つ一つのエピソードに多くの時間は割けないん
ですが、それでも印象に残るグッとくるエピソードが何篇かありました。

個人的に好きなエピソードは、
●オーランド・ブルーム演じる映画音楽を作曲する音楽家が電話でしか会話
　したことのない映画監督のアシスタントの女性に恋をするエピソード。
●文句言い合いながらも長年連れ添ってきた老夫婦のエピソード。
●余命いくばくない画家が中国人街で見つけた女性店員に想いを寄せる
　エピソード。

特に、オーランド・ブルームが出ていたエピソードはあの後、どうなって
いくんだろうかと凄く気になりました。

後、ナタリー・ポートマンが監督した黒人青年と白人幼女のエピソードも
なかなか良かったです。

それぞれ短い時間のエピソードなんで、余計なものをそぎ落としているので
そこを想像力で自分なりに補完したり、その後の展開を妄想したりして
いろいろと楽しめる映画でした。

クリックして下さった方、ありがとうございます。

Comments

TB ありがとうございます。

短編だからこその良さがありますよね
たしかに 無駄がなくて 長編にはない感じが

ただ『パリ、ジュテーム』のほうが僕は好きでしたね

Posted by リバー at 2010年04月19日 20:30

＞リバーさん
コメントありがとうございます。
短編とはいえ、いろいろと素敵な
エピソードがありましたね。
『パリ、ジュテーム』は未見なんですが、
ちょっと興味湧いてきましたので、
レンタルして見てみようかと思います。

Posted by はくじ at 2010年04月20日 00:03

イーサン見たさに、指おり数えて待ってた映画だったのですが、・・・ちょっと唖然。
あれはあれで素敵なヘたれイーサンを楽しみましたが。。
どれも主役級の役者さん勢ぞろいですから、短編でもインパクト強いですよね。
なかなかよかったです。

Posted by sakurai at 2010年06月02日 10:44

＞sakuraiさん
コメントありがとうございます。

イーサンのエピソードも良かったですね。
マギーQとのやりとりの結末は面白かったです。

次回作は上海が舞台みたいなので、
上海を舞台にした愛の物語、今から楽しみです。

Posted by はくじ at 2010年06月02日 22:28