2010年04月15日

小説『天龍八部C 行路茫々』

天龍八部4.jpg

あらすじ
聚賢荘での死闘から逃れることが出来た喬峯は、両親の死の真相を知るため
に雁門関へ向かう。が、父親が遺したという岩壁の碑は削り取られており
何て書いてあったのか分からない。自らの出生の秘密と両親の仇討のために
当時の秘密を知っている人間に事情を問い詰めるため、同じく聚賢荘から
逃れてきた阿朱とともに旅に出る。
しかし、訪れる面々に真相を話すように迫っても誰も真相を打ち明けず、
目を離したすきに何者かに殺害されてしまう。
そして白世鏡に変装した阿朱が馬夫人から、両親の仇が大理の段正淳だと
知る。両親の仇の正体を知った喬峯は、段正淳を討つために、段正淳が
いる小鏡湖へ向かう。

 

第4巻では、喬峯の仇討の真相を探る旅路がメインで、あるきっかけで
助けたことで阿朱に想いを寄せられ、その想いにこたえようとする喬峯
でしたが、ある女の策によって喬峯と阿朱は永遠の別れを迎えてしまう
哀しいエピソードがある巻で、天龍八部の前半のクライマックスとも
いうべき個所で、この物語の中でもかなり好きなシーンです。

そして、この物語のなかでも一番嫌いなキャラ・阿紫が出てきて喬峯に
まとわりつくんですが、かなりうざいキャラで喬峯はよく切れずに
面倒見てるなぁと感心する。

『天龍八部@ 剣仙伝説』
『天龍八部A 王子受難』
『天龍八部B 運命の激流』
『天龍八部D 草原の王国』
『天龍八部E 天山奇遇』
『天龍八部F 激闘少林寺』
『天龍八部G 雁門悲歌』

ラベル:金庸
posted by はくじ at 00:31| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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