ロックバンドのドラマー、デュー(ジージャー)は恋人に裏切られバンドも
脱退。酒を飲んで自暴自棄になっていたところを何者かに襲われ、誘拐され
そうになるが、サニムとその仲間たちに助けられ、事なきを得る。
サニムたちは、妻や恋人を誘拐された辛い過去を持ち、人身売買組織ジャガー
に復讐する機会をうかがっていたのだ。サニムに志願して、彼らの武術を傷
だらけになりながら教わったデューは、サニムの恋人を助ける計画に加わり、
わざと誘拐されてジャガーのアジトに潜入するのだったが…。
プラッチャヤー・ピンゲーオ監督作品『チョコレート・ファイター』で鮮烈な
デビューを飾ったジージャー・ヤニン。主演2作目となる本作では、
プラッチャヤー・ピンゲーオ氏プロデュースのもと、さらに華麗で斬新な
アクションの数々を披露している。タイ版『酔拳』ともいえる動きに、B-Boy
(ヒップホップ)のステップを組み合わせたオリジナルのマーシャルアーツを
会得し、満身創痍になりながら闘うデュー。届かぬ恋の辛さと助けられない
絶望感を味わい、大人の愛を知り、闘い続ける姿にジージャーの女優としての
成長も垣間見られる。さらに華麗で、さらに猛々しいジージャーアクションを
ご堪能あれ!!
今回の大阪アジアン映画祭2010でジョニー・トー監督の『冷たい雨に撃て、
約束の銃弾を』とともに一番気になっていた作品です。
少なくとも『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』と『ジージャー:頑固に、
美しく、猛々しく』の2本だけは絶対観ようと思っていた作品なので、
すごい楽しみにしてました。
前作『チョコレート・ファイター』を去年の大阪アジアン映画祭2009で観て
度肝を抜かれていらい、ジージャーの次回作を楽しみにしており、第2作目の
『ライジング・フェニックス』がタイで作られても日本での上映の沙汰が
なくて残念に思っていたところに、今回の上映なので、テンションMAXの
状態で観に行きました。
これは大いに楽しめました。ま、ストーリーはあってないようなもんですが。
ジージャーのアクションは前作と同じように堪能でき、大いに満足です。
今回の映画作で一番ワクワクできる映画でした。
ただ前作での衝撃からか必要以上に期待してたために、ちょっとジージャー
のアクションが前作より物足りないような感じがする。
それでも満足できる楽しい内容でしたが。
後、ジージャーの仲間になる面々のアクションシーンを見せないといけないの
で、その分、ジージャーのアクションシーンが少ないのが不満かな。
『ライジング・フェニックス』というタイトルが何故『ジージャー:頑固に、
美しく、猛々しく』という邦題になったのか、不思議です。
今年の大阪アジアン映画祭は5本観賞しましたが、どれも素晴らしい内容で
良かった。いやぁ〜、今年も大満足でした。
来年も大いに期待したいです。
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