2010年03月15日

聴説

聴説01.jpg

陽気な弁当屋の一人息子ティエンクオは毎日弁当を配達している。
ある日、プールに配達に行くと、聴覚障害者による競技大会「デフリン
ピック」出場に向けての練習が行われていた。プールで泳いでいる姉を
一生懸命応援するヤンヤンに出会い、思わず一目惚れする。以来、四六時中
ヤンヤンのことばかり考えていたティエンクオは、彼女に弁当を届ける
ようになり、手話で懸命にアプローチするが、忙しそうな彼女とは
すれ違いばかり。
ヤンヤンは水泳に専念する姉のために、遊ぶこともなく、路上で
パフォーマンスをしながら必死で生計を立てていたのだ。少しづつ
ティエンクオの純粋な想いが伝わり、次第にヤンヤンは心を開いていくが…。

映画、テレビ(「ハチミツとクローバー〜蜂蜜幸運草〜」等)で大活躍の
若手俳優エディ・ポン主演の2009年台湾映画ナンバーワン大ヒット作。
監督は、『午後3時の初恋』などで知られる台湾新世代の女性監督チェン・
フェンフェンで、手話によるサイレントな世界の中から、ふたりの強い想い
が伝わるピュアで感動的なラブストーリーに仕上がっている。

(大阪アジアン映画祭2010公式パンフレットより)

聴説.jpg

これは良かったぁ〜。
今回の映画祭で一番良かったかも。

エディ・ポン演じるティエンクオのヤンヤンの寄せる純粋な想いは見ていて
微笑ましいものがあり、またティエンクオの両親が陰に陽にティエンクオの
ことを気にかけ溺愛しつつも彼の恋路を見守るさまは好感がもてます。
ほんとに良い両親で、彼らの明るさがティエンクオの性格形成に良い影響
与えているだろうなと感じられます。

ヤンヤンは自分に何もないことをコンプレックスを感じ、聴覚障害者の姉
シャオポンのデフリンピックに出場して金メダルを取るという夢に自分も
重ねて、自分の恋路や人生を全て犠牲にするが、シャオポンにとっては
ヤンヤンの応援は嬉しいがそれが重荷になってきて、怪我をきっかけに
その不満が吹き出す。
でもシャオポンはシャオポンでヤンヤンのことを想い、いつまでも
自分の世話で妹の人生を無駄にしたくないという想いも感じられて
お互いを想いやる良い姉妹だなと感じました。

そんな二人が最初の出会いの勘違いしたまま、話が進み、最後の最後に
その勘違いがオチにつながるんですが、その前の深夜のプールのシーンが
良くてジーンときました。

聴説03.jpg

映画祭には、監督のチェン・フェンフェンとプロデューサーのペギー・チャオ
がゲストで来られ、Q&Aで最後のオチをどうしてそうしたのかという
問いに、監督は商業的に考えてそうしたと答えていました。
個人的にはあのオチが明かされたときにあれ?聴覚障害者の恋じゃなかったの
と思いましたが、ま、楽しめる内容だったので気にしません。

ちなみにこの映画は今回の大阪アジアン映画祭の観客賞を受賞したそうで、
日本上映予定はないんですが、もしかしたら、観客賞受賞をきっかけに
上映されることになるかもしれませんね。


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posted by はくじ at 23:11| 大阪 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画(台湾) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はくじさん、おはようです。

観客賞は昨年の『ミウの歌』に続き、若者を主人公にした作品となりましたね。
『ミウの歌』は小規模公開ながらも上映されたので、『聴説』も上映されると良いな♪
台湾映画は清らかでみずみずしい青春物語が多いですよね。(*^-^*
Posted by BC at 2010年03月19日 06:55
>BCさん

こんばんは。コメントありがとうございます。
去年の『ミウの歌』も良い作品でしたが、
今年の『聴説』も素晴らしく、心地よい映画でした。
もしかすると、シネ・ヌーヴォあたりが『ミウの歌』のときと同じように公開してくれるかもしれませんね。期待したいです。
Posted by はくじ at 2010年03月20日 00:45
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