
あらすじ
大理の鎮南王・段正淳に怨みを持つ万劫谷の鍾万仇と大理の皇帝に怨みを
持つ悪貫満盈によって段誉と木婉清は石室に閉じ込められる。悪貫満盈は
食事に媚薬を混ぜて、実の兄妹である二人に肉体関係を持たせて、段氏を
貶めようとする。
一方、段誉が捕まったことを知った大理の皇帝・段正明と弟・段正淳は
配下の四大護衛らを引き連れて救出に向かう。
段正明や段正淳や四大護衛らの活躍により、段誉は木婉清と肉体関係を
持つ前に救出され、大理に戻ることに。
しかし自分の素顔を見た者は殺すか夫にすると決めていた木婉清は、
夫と決めた段誉が兄と知ってショックを受け、段誉への想いを断ち切る
ために段誉の前から姿を消す。
一方、段誉は体内に溜まった毒を解毒するために段正明に連れられて
天龍寺へ赴く。しかし、天龍寺につくと吐蕃国の護国法王・鳩摩智が
天龍寺に伝わる「六脈神剣」の経文を見せろと難癖をつけてくる。
天龍寺の方丈らと段正明は「六脈神剣」を一つずつ学んで鳩摩智と
戦うものの、分が悪くなく。叔父の危機に段誉はおもわず加勢するが、
鳩摩智に捕まり、連れ去られてしまう。
金庸先生の武侠ものは読んでて楽しくて、ついつい集中して読み込んで
しまいます。
第二巻も面白くて、あっという間に読み終えてしまいました。
舞台も大理から江南に移り、主人公の一人である慕容復の侍女や家臣が
登場し、話が大きく展開しはじめ、先が楽しみになってきます。
そして、慕容復に想いを寄せる従妹で絶世の美女・王語嫣が登場し、
段誉は一目惚れするものの、何につけても慕容復を気に掛ける彼女に
イライラする様は、なかなか面白かった。
今後のこの三角関係の展開が楽しみ。
『天龍八部@ 剣仙伝説』
『天龍八部B 運命の激流』
『天龍八部C 行路茫々』
『天龍八部D 草原の王国』
『天龍八部E 天山奇遇』
『天龍八部F 激闘少林寺』
『天龍八部G 雁門悲歌』
ラベル:金庸