2010年02月09日

小説『天龍八部@ 剣仙伝説』

天龍八部1.jpg

待ちに待った金庸先生の8番目の長編小説である『天龍八部』が文庫本で
刊行されたのを知って、早速購入。
DVD-BOXはすでに購入・観賞済みだが長らく原作を読んでみたくて、
文庫本で出るのを待ってた次第。

中国は北宋・哲宗の時代、雲南の無量山で無量剣の東宗と西宗が剣湖宮の
主を決める試合を行っていた。この無量剣の東西の試合があると知って
武術に興味がない本の虫の青年・段誉は道中で知り合った馬五徳に同行して
見学に出かける。
しかし試合中、ささいなことで無量剣派の面々と諍いを起こしてしまい、
窮地に陥るが謎の少女・鐘霊に助けられる。
そして無量山から逃げ出すものの段誉の生来のおせっかいが災いして
無量山の無量剣派を攻撃してきた神農幇に捕まってしまう。
段誉たちと神農幇の面々はお互い用いた毒にかかってしまう。
そこでお互いの解毒剤を交換することになるが、鐘霊の用いた毒は父親で
ないと解毒方法が分からないということで、段誉が鐘霊の父親が住む
万劫谷へ行くことに。
しかしその道中、段誉は絶壁から落ちる。出口を探してさまよううちに
洞窟を見つけ、その中で天女像と武術書を見つける。
武術に興味のない段誉だが、武術書に書いてある内容に興味をもって
ついつい読み込んでしまい、「稜波微歩」と「北冥神巧」を身につける。

 

DVDで一通り観てるので、話の筋は解っているものの、金庸先生の武侠小説は
やっぱ面白い。あっという間に読み終えてしまいました。

第一巻は、主人公の一人である大理の王子・段誉を中心に彼と出会う鐘霊
や木婉清との話がメインとなり、他にも段誉の父親・段正淳と彼に関係した
女性達の因縁とその因縁が段誉と木婉清の降りかかる様が描かれてます。
しかし展開がぽんぽん進んで鐘霊のことほったらかしになってる気がするん
だが。そのあたりは第2巻で描かれるのかな。

『天龍八部A 王子受難』
『天龍八部B 運命の激流』
『天龍八部C 行路茫々』
『天龍八部D 草原の王国』
『天龍八部E 天山奇遇』
『天龍八部F 激闘少林寺』
『天龍八部G 雁門悲歌』
 

ラベル:金庸
posted by はくじ at 01:11| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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