ビッグ・バグズ・パニック

ある日いきなり酷い耳鳴りに襲われ気を失い、意識がもどるとそこは巨大な
虫たちに支配されている世界で、何事にも冴えない青年が生き残りをかけて
巨大な虫たちを奮闘する様を描いたＢ級パニックアクション映画。

クーパーは父親のコネで就職したものの、毎日の遅刻と勤務態度の悪さから、
ある日クビを宣告される。その瞬間、酷い耳鳴りがして意識を失ってしまう。
そしてクーバーが意識を取り戻すと、全身が繭のようなもので覆われていた。
何が起こったのか理解しきれないうちに、クーパーの前に巨大な昆虫が現れ、
クーパーに襲いかかる。なんとか巨大昆虫を撃退したクーバーは周りの同じ
ように繭で覆われている人間達を救いだし、安全な場所へ逃げようとする。

東京で２館、大阪で１館と全国で３館しか上映していないＢ級映画で大阪では
今週一杯で上映終了ということで、なんばパークスシネマへ観に行くことに。

なんばパークスシネマは、たまにこういう他の映画館が見向きもしないＢ級
映画を上映してくれるので、ありがたい。
（『ブラッディ・バレンタイン３Ｄ』や『モーテル』等々）
しかもプレミアシアターでゆったり鑑賞できて満足。

当初はＨＤで撮影される超低予算映画になる予定だったのに、何故か製作陣に
一流スタッフが集ってしまい見応えのある昆虫パニック映画に仕上がって
しまっただけに、Ｂ級映画としては大変面白かった。

主人公はこの手のパニック映画なんかでは頼りがいあるとこを見せるんですが
クーパーは終盤まで頼りがいがなくて、無駄口をたたくだけ。
この主人公のダメっぷりがなかなかに良かったですし、一緒に行動する
障害者のヒューゴの存在という伏線も終盤に生きてきて、あぁ〜と納得できる
展開で良かったです。
クーパーの父親の元軍人も登場が終盤になって出てくるのにもかかわらず
存在感あっておいしい役どころでしたし、Ｂ級映画にありがちなエロシーンも
適度にあって、満足できる一本でした。

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