誰かの代わりばかりの代理教師のヒロインと運転代行業を営む父親とのきずな
を描くハートフルドラマ。
主演は藤真美穂と山田辰夫。山田辰夫は2009年7月26日にお亡くなりになり、
今作が最後の主演作となる。
小学校の代理教師を務めていた木村カヨは、終業式をもって代理教師の任を
終えるとともに、夫と離婚することに。実は夫は元彼女とやり直すことに
なっており、カヨは元彼女の代わりだった。仕事も恋愛も誰かの代わりである
ことに嫌気がさしたカヨは実家に戻るが、実家は運転代行業で両親は毎日、
誰かの代行を行っていた。教員免許を取るために実家の家業を頑なに手伝おう
としないカヨだったが、母親が過労で倒れてしまい、母親に代わって父親と
共に代行業を手伝うことになってしまう。
名バイプレイヤーだった山田辰夫が脚本に惚れこんだ作品ということと、
彼の最後の主演作ということでおおいに興味をひかれて観に行ってきました。
派手さもなく地味な映画でしたが、これがなかなかに良い映画でした。
特に父親役の山田辰夫の朴訥とした演技と存在感が素晴らしく、もう彼の
演技が見られないのは本当に残念。
ヒロインの藤真美穂や母親役の円城寺あやの演技もとても良くて、低予算
ながら良い作品でした。
娘が同僚の教師と車で去っていくとこを呆然と見送る父親とあっ!という
表情と申し訳ないという表情を父親に見せるカヨのラストシーンがなんとも
良かった。
昨日なんぞ、いろいろあって、通勤その他で4時間車の運転してたのですが、代行とかの仕事は、雪国ではしない方がいいですね。
と、全然関係ありませんでしたが。
ものすごくマイナーなムービー・フェスの招待作品で、かわいそうなくらいの入りでした。
監督も主演女優さんもせっかく来たのに。
とってもいい映画だったのに、残念でした。
一般公開はしてくれないかも。
コメントありがとうございます。
一昨日あたりから急激に寒くなりましたね。
私、代行の仕事って就職して数年東海地方で暮らしている時に知りました。大阪市内だと電車通勤なんで代行必要としませんから。
これはめっけもんの良い映画でした。
この手の映画ってなかなか上映してくれる映画館がないですからね。大手シネコンなんて見向きもしてくれないでしょうから。大手シネコンしかない地方ではまずお目にかかれないですね。
大阪には第七藝術劇場やシネ・ヌーヴォといったマイナーな映画を上映してくれる映画館があって大変ありがたいです。