カールじいさんの空飛ぶ家

多くの傑作を生みだしてきたディズニー・ピクサーが頑固な老人がある出来事
から冒険にでる姿を描いたアドベンチャーアニメーション。『ウォーリー』や
『モンスターズ・インク』等の多くの原案者であるピート・ドクターが監督を
努める。

周りが開発ラッシュでビルが建設される中、場にふさわしくない古い一軒家が
一軒だけ取り残されていた。そこは頑なに家を売ることを拒否する老人カール
・フレドリクセンが住んでいた。そこは愛する亡き妻エリーとの多くの思い出
がある場所だったためにカールは立退きを拒否し続けていたのであった。
しかし、ある事がきっかけでカールは建設業者を傷つけてしまい、裁判の結果
危険人物として老人施設に入居を余儀なくされる。
そして立退きの当日、カールはかつてエリーと約束した南米にある伝説の場所
“パラダイス・フォール”へと行くために、たくさんの風船を家にくくりつけ
て、家ごと大空へと旅立つ。

これは冬休みに入ると姪っ子らと３Ｄ吹替え版を観にいくことになるだろうと
思ったので、今日は２Ｄ字幕版を観ようと出張先にあるシネコンへと赴いたの
ですが、レイトショーは３Ｄ吹替え版しかやってないというふざけたスケジュ
ールのために仕方なく３Ｄ吹替え版を鑑賞することに。

この映画の予告編はとても良く出来ていて予告編だけで涙線が緩みそうに
なったので、大いに期待してました。
なので、少年時代のカールがエリーと出会って、結婚し、二人で仲良く年老い
ていき、そしてエリーを先立たれるシーンにはぐっときた。
特に、大人になったカールとエリーが結婚してから死別するまでにサイレント
のシーンが余計な音がないぶん、危うく涙が出てきそうになった。

旅立ってからはありがちな冒険譚でピンチ、友情、救出、勝利、大団円と王道
の展開ですが、時折笑えるシーンとかあり、最後まで楽しめる内容でした。
特にカールと悪役との対決シーンでお互い腰をいわせるあたりは、主人公と
悪役が老人だからこそのシーンで面白かった。

しかしカールじいさん、意外に力持ちだなぁ。

Comments

かのんさんも書いてましたけど
カールじいさんが
旅先で出会えた憧れのあのひとは
カールより少なくとも
20歳以上年上やと思うんですが
…コキコキやってるわりには、元気過ぎでしょ？カールだって自宅の階段は座ったままウイーンって動いてたのに
風船つきとは言え
家ロープで引っ張って歩くし。

あ、セコいツッコミ。(笑)

Posted by Ageha at 2009年12月09日 23:37

＞Agehaさん
コメントありがとうございます。
確かに細かいツッコミどころはいっぱいありましたね。オスしかいなさそうな犬はどうやって繁殖したのかとか。
家が風船で飛び出すところからもうそんな細かいことは気にせずに単純に楽しみました。

Posted by はくじ at 2009年12月10日 00:26

どうもお。
あの取り残された家を見ると、普及の名作の絵本「ちいさなおうち」だなあ・・・と思って見てました。
あの最初の二人の道のりは、本当に素晴らしかったですね。あそこで、満足しちゃった感もあったかな。
あんな夫婦を目指したいとは思うんですが・・・。

Posted by sakurai at 2009年12月10日 08:50

＞sakuraiさん
コメントありがとうございます。
序盤の夫婦の歩みが傑作でしたね。
ああいう夫婦関係は憧れますね。
冬休みに入ったら、姪っ子を連れて
再度観に行く予定です。

Posted by はくじ at 2009年12月11日 00:33

TBありがとうございました。
また、ピクサーの代表作が一つ増えましたね。

Posted by かめ at 2009年12月31日 01:03

＞かめさん
コメントありがとうございます。
ピクサーに数ある良作のなかでも、
これは１，２をあらそう作品に
なりそうですね。

Posted by はくじ at 2009年12月31日 18:26