なくもんか

『舞妓Haaaan!!!』でトリオを組んだ監督・水田伸生、脚本・宮藤官九郎、
主演・阿部サダヲが再びトリオを組んで、幼いころに生き別れた兄弟と
その兄弟の家族のさまを笑いと涙を交えて描いた人情コメディ。

幼い頃に自分勝手で好き勝手にやってきた父親に捨てられ、捨てられた家で
養われてきた兄・祐太。祐太は東京の下町・善人通り商店街で“デリカの
山ちゃん”を営む夫婦に息子同然のように育てられ、そして二代目山ちゃんと
して先代主人が亡きあとの店を切り盛りしつつ、先代主人を亡くして痴呆症に
なった奥さんの面倒もみていた。
一方、弟の祐介は、父親が祐太を連れて家を出て行った時は、まだ母親のお腹
の中にいた。その後生まれてくるも、祐介が小学生の時、母親が事故死して
しまい、親戚中をタライ回しにされながらも人に苛められないために周りを
笑わす術を身につけ、やがてお笑い芸人になり、金城大介と金城ブラザーズと
いうコンビで人気芸人の座につく。

そんなある日、先代夫婦の娘で家を突然出て行って以来音信不通だった徹子が
突然帰ってくる。しかも出ていく前はデブでブサイクだったのに、スレンダー
で見違えるような美人として戻ってきたのであった。
やがて祐太と徹子は結婚することになり、そして金城ブラザーズの祐介が実の
弟であることが判明する。

TOHOシネマズデー、２本目は『なくもんか』をTOHOシネマズなんばで観賞。

う〜ん、これは微妙。

『舞妓Haaaan!!!』ではゲラゲラ笑わせてもらったので、これと同じ監督・
脚本・主演ってことでかなり期待してたんですが、う〜ん、『舞妓Haaaan!!!』
よりかは面白くなかったかんじです。

一つ一つの小ネタは面白いんですが、爆笑でなくクスッ程度の笑いでしたし、
ストーリーも後半が失速気味で、まとめきれずになんか残念な感じに。

とは言え、中にはツボにきた笑いもあってそこは面白かったです。
・充電器を阿部サダヲの尻に刺そうとする竹内結子。
・パンイチで町中を疾走する阿部サダヲ。
この二つは個人的には特に面白く、ここのシーンは大いに笑わせて
もらいました。

後、金城ブラザーズが面白くもないのに人気だけあるコンビとして描かれて
ましたが、あれはキ○グコ○グとかオリ○○タルラ○オとかがモデルに
してるんでしょうかね。ちょっと気になりました。

クリックして下さった方、ありがとうございます。

Comments

どっちが好きかと言われると舞妓の方だったりするんですが(コラ)
クドカン×阿部サダヲで泣ける映画とは思わなかったんで
その意外性にビックリした…のが正直なとこ。
しかも薄ら寒いのやわざとらしいのも感動する方向へ持ってくとは。(笑)
女装と、
パンツで走るの好きだね〜、クドカンは。

あと、チャキチャキの
竹内結子ナイスでした♪

Posted by at 2009年11月21日 20:55

はくじさん
(コメントでは)初めまして。

TBを送る記事を間違えました。
お手数ですが【2012年12月21日、世界が破滅する　古代マヤ暦】を削除して頂けませんでしょうか。

今後とも、宜しくお願い致します。

Posted by 大滝三千夫 at 2009年11月25日 18:46

＞大滝三千夫さん
コメントありがとうございます。
TBのほう処理しておきました。
こちらこそ、これからもよろしくお願いします。

Posted by はくじ at 2009年11月26日 00:56

あたしは、どっちかというと、こっちの方が好みかもです。
「舞妓・・」は、少々引いちゃった。
つまんねえ金城ブラザーズは、いまどきのつまんネぇお笑いコンビに対するアンチテーゼでしょうかね。

Posted by sakurai at 2009年11月28日 17:52

＞sakuraiさん
コメントありがとうございます。
私は『舞妓…』のハイテンションにハマってしまったくちなんですが、そのノリを期待していたので、今作はちょっと期待外れだったのかもしれません。

金城ブラザーズは今時のビジュアル人気だけのつまんない芸人に対するアンチテーゼですね。
クドカンが誰を想いながら脚本書いたのか知りたいところです。

Posted by はくじ at 2009年11月28日 23:58