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台湾映画界の注目の新鋭トム・リン監督が自身の高校時代を盛り込んで描いた
切なくてほろ苦い青春ドラマ。学年の違う7人の男子学生を取り巻く日常生活
を台湾で実際に起きたプロ野球賭博事件と絡めながら描きつつ、7人の儚くて
もろい青春の日々を綴る。
1996年、台湾の新竹。高校3年のタンは同級生のイェン、チンチャオ、2年の
ヤオシン、ポーチュー、1年のチ―ション、チョンハンの7人でいつも一緒に
つるんでは、大好きな野球観戦に出かけたり、夜のプールに忍び込んで騒いだ
りと青春を謳歌していた。
リーダー格のイェンはナンパ好きで他校の女生徒に声をかけては連絡先を交換
していた。そんなイェンの彼女であるユンは、イェンの本心を理解しかねて、
イェンの親友であるタンに愚痴をこぼす。
タンはユンに恋心を抱きながらも親友の彼女ということでその想いをずっと
心の奥底にしまっている。
一方、チ―ションに淡い恋心を抱く学級委員長のペイシンはチ―ション達を
イェンのグループから引き離そうとチ―ションとチョンハンを自分の所属する
ブラスバンド部へ入部させようと画策する。
そんな頃、イェンを除いた6人がビリヤードを楽しんでいるところへ、先日、
イェンが街でナンパした女性の彼氏が乗り込んできて、タンをイェンと勘違い
して殴りかかってくる事件が起きる。タンはイェンになりすまして謝罪して
その場を逃れるが、遅れて合流してきたイェンの態度や悪ふざけにキレて
しまう。そこから7人の仲が微妙にすれ違いを始め、やがて彼らに衝撃的な
事件が発生する。
これは前々から観てみたいと思っていて、上映初日に観ようと思っていたけど
なかなか行けなくて、シネマート心斎橋がメンズデーで1000円になる本日、
『リミッツ・オブ・コントロール』とはしごして観ようと思って観に行って
きました。
7人の男子学生たちのサボりや飲酒喫煙や夜のプールでの悪ふざけなど、
永遠に続くと思われる友情が、ある事件をきっかけに微妙にヒビが入り、
そしてリーダー格のイェンの身に降りかかる事件が決定的になって、残り
6人の仲が完全に壊れていく様は、見ていて切ない。
またタンのユンへの想いが切ないまでに見ているこちら側に響く。
親友の彼女を好きになったタンの想いを伝えたいけど伝えられない、本当は
二人が破局すれば自分にもチャンスが巡ってくる可能性があるのに、イェンを
庇ってしまう気持ちなどすごく分かるだけに感情移入してしまいました。
男子グループのチ―ション役の子、ニコラス・ツェーに何か似てるなぁ、
ハンサムボーイやなぁと思いながら見てましたが、この子は台湾の人気
アイドルらしいですね。
ユンも可愛いなぁ、タイプやなぁと思いつつ見てたんですが、この娘も
台湾では人気のモデルさんでCMなどで引っ張りだこらしいです。
本作で女優デビューとのことなんで、今後の出演作が楽しみです。
それにしても台湾映画は良い映画が多いですね。
ここ最近、私が見てきた台湾映画に外れなしです。
『練習曲』『遠い道のり』『言えない秘密』と良作ばかりです。


