
中国を代表する港湾都市、寧波(ニンポー)。
日本と中国を結ぶ海上交通の一大拠点として発展してきましたが、長らく
日本人を魅了し続けたのは、この町を中心に栄えた最新の仏教文化でした。
遣唐使の時代以来、寧波にある普陀山、阿育王寺などの聖地を目指し、
多くの僧侶たちが日本から巡礼に訪れたのです。
本展では、寧波のこうした仏教の聖地としての側面に光を当て、かの地から
海を越えてもたらされた仏教美術の名品を一堂に会し、その魅力に迫ります。
(パンフレットより抜粋)
7月18日(土)から8月30日(月)の期間で、奈良国立博物館で開催中でしたので
仏教物の展示展が好きなので行ってきました。
月曜日は本来休館日でしたが本日は特別開館日というのと盆休み明けと
いうこともあって、かなり空いておりじっくりと鑑賞できました。
なかなか有意義な一時でした。
臨済宗開祖の栄西って、『ヨウサイ』って読むのか、ずっと『エイサイ』って
読んでた。
京都・大徳寺所蔵の五百羅漢図八十二幅を全部鑑賞したかったんですが、
期間毎に入れ替えているみたいで、二十八幅しか鑑賞できなかったのは残念。
映画『ZEN』では道元が寧波から天童寺を目指している道のりを描いてました
が、寧波から天童寺って結構近いやん。天童寺や天台山ってもっと内地に
あるかと思ってた。もっと苦難の道のりやと勝手に思い込んでた。
展覧会の会場には天童寺や天台山の写真があって見たんですが、天台山の
この石梁瀑布はどっかで見たことあるなぁと思っていたら、なんと
リー・ヤーポン主演の武侠ドラマ『射G英雄伝』のロケ地じゃないですか。
確か、リー・ヤーポン演じる郭靖と黄蓉が一灯大師に会いにいく途中で、
一灯大師の弟子の読とやりとりするシーンだったはず。
あのシーンはここがロケ地なんだぁと思うと何か嬉しくなってきました。
明日から五百羅漢図の展示内容が変わるようなんで、近いうちにまた
行こうかなと考え中。