![鹿鼎記8.jpg](https://bsorion-darada.up.seesaa.net/image/BCAFC5A4B5ADA3B8-thumbnail2.jpg)
清軍の砲兵の攻撃によって吹き飛ばされる韋小宝の館。
韋小宝は公主、曾柔、沐剣屏を引き連れて逃げるが、神龍教の洪教主らに
よって捕らわれてしまう。
洪教主は韋小宝らを引き連れて神龍島に戻るが、そこで洪教主は幹部達と
揉めて争いとなり、相討ちのすえ互いに絶命する。
難を逃れた韋小宝は、韋小宝の子を身籠っている洪教主の妻の蘇センを
連れて通吃島へ避難する。通吃島で7人の妻とともに子をもうけて生活を
していたが、暇を持て余したころに康煕帝からの呼び出しを受ける。
康煕帝は韋小宝にロシアの進出を止めて、有利な条件で講和条約を結んで
くるように命令する。
これが最終巻となるんですが、最後まで面白かったです。
最後の最後まで韋小宝は軽功以外の武芸は全く向上せず、口上と機転の
良さで切り抜けていったのはとても面白かった。
他の金庸先生の作品とは一味違っていて楽しめました。
ラストも韋小宝らしくて良かったです。
ちゃらんぽらんで口先でその場かぎりの韋小宝とは対照的に、康煕帝は
全て見通し計画的で慎重なさまは、もう一人の主人公といってもいい
ぐらい。
『鹿鼎記@ 少年康煕帝』
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『鹿鼎記A 天地会の風雲児』
http://bsorion-darada.seesaa.net/article/112623232.html
『鹿鼎記B 五台山の邂逅』
http://bsorion-darada.seesaa.net/article/114645243.html
『鹿鼎記C 二人の皇太后』
http://bsorion-darada.seesaa.net/article/117464655.html
『鹿鼎記D 経典争奪』
http://bsorion-darada.seesaa.net/article/117464993.html
『鹿鼎記E クレムリンの女帝』
http://bsorion-darada.seesaa.net/article/120518338.html
『鹿鼎記F 故郷再び』
http://bsorion-darada.seesaa.net/article/123104252.html
ラベル:金庸