私の大好きな映画『チョコレート・ファイター』の脚本を担当した
チューキアット・サックウィーラクン監督(日本でのニックネームはマー君)
が監督・脚本・映画挿入歌の大部分を作詞作曲を手がけた青春ドラマ。
本国タイでは、2007年に「スパンナホン映画大賞」を受賞し、日本では2009年
の大阪アジアン映画祭で「観客賞」を受賞。
幼馴染の少年、ミウとトン。
二人は近所に住む同い年で、いつも一緒に遊ぶ親友同士。
ある日、トンの姉テンが旅行中に失踪し行方不明に。
それが原因なのかトン一家は引越してしまう。
高校3年になったミウは、若者が集まる街“サイアム・スクエア”でトンと
偶然再会する。しかしトンの家はテンの失踪からずっとぎくしゃくしており、
父親はテンの失踪を自分の責任だとアルコール中毒に、母親はトンに過剰な
期待をかけていた。
一方ミウは同級生や下級生達と組んだバンド“オーガスト”のボーカルで
活躍しているが、一緒に暮らしてきたお婆ちゃんを亡くして以来、ずっと
孤独感を抱いていた。そしてプロデューサーからラブソングを書くように
言われるが彼女がいたことのないミウには難しい指令であり頭を抱えていた。
そしてトンが引越した後にミウの隣に引越してきた幼馴染のインは、ミウに
恋心を抱いており、何とかしてミウを振りむかせようとおまじないに精を
出す。
そんなある日、オーガストのマネージャーとなったジュンがテンに瓜二つ
だったことから、トンの母親はジュンに意外なことを依頼する。
これは大阪アジアン映画祭2009で『サイアム・スクエア』というタイトルで
上映されたんですが、仕事の都合上観れなくて大変残念な思いをしました。
それが東京のシネマ・アンジェリカと大阪のシネ・ヌーヴォで上映が決まり、
大阪での公開初日の今日、喜び勇んでシネ・ヌーヴォへと出向きました。
素晴らしくて素敵な映画でした。
登場人物それぞれにストーリーがあり、しっかりと描かれてたと思います。
ミウのトンへの想いも良かったんですが、個人的にはインのミウへの
想いが凄く印象に残りました。
一歩間違えたらストーカー、いやもう充分にストーカーですが、
ミウを振りむかせるためにおなじないのために髪の毛を手に入れたり、
バラのとげを一生懸命そぎ落としたりといじらしくて良かったです。
インを演じたガンヤー・ラッタナペットがキュートで可愛かったです。
終盤でのインの行動が切ないです。
それにしてもマー君は、『チョコレート・ファイター』みたいなアクションや
『レベル・サーティーン』みたいなサスペンスだけでなく、『ミウの歌』の
ような青春ロマンス物まで手掛けるなんて凄い才能です。
今後のマー君の作品に期待です。
トラックバック&コメントありがとうございました。(*^-^*
部屋の壁にミウの写真を貼っているインは少しコワイ気もしたけど(^-^;
ぬいぐるみでミウの動作を真似たりしている
インは可愛かったな♪
インのミウへの想いは純粋で一途でしたね。
幅広いジャンルの映画を手掛けるマー君は
香港の監督で例えるならばジョニー・トーみたいな感じなのかな。
マー君は多彩ですね☆
コメントありがとうございます。
インは可愛かったです。
ミウを想い続ける一途なところが素敵でした。
マー君、まだ20代なんですよね。
今後の作品が楽しみです。