相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿

水谷豊主演の大ヒット・ドラマ「相棒」シリーズのスピンオフ作品。
「相棒-劇場版-　絶体絶命！42.195km 東京ビッグシティマラソン」の
サイド・ストーリーとして、警視庁鑑識課の米沢守にスポットを当てて
映画化。

爆弾テロ予告が起こった東京ビッグシティマラソン。鑑識課員の米沢は、
顔認証システムでマラソン大会の参加者の映像をチェックしていたところ、
映像の中に自分の元から逃げた女房を見つける。
米沢はマラソン大会事務局から元妻の住所と勤め先を聞き出し、その夜、
住所にあるアパートを訪ねる。しかし元妻に会う覚悟を決めれない米沢は
元妻に会わないまま、そのまま帰宅する。
翌日、殺人事件が起き、現場に呼ばれた米沢だが、現場は昨日会おうとした
元妻のアパートで、殺害されたのは元妻だった。
しかし、元妻だと思った女性は、元妻にそっくりな別人で、所轄の刑事・
相原の元妻だった。
事件は相原の元妻の自殺と断定され捜査は終了したが、自殺だと信じられない
相原は独自に捜査を開始し、米沢もいつの間にか一緒に捜査に協力していく
のだった。

『相棒-劇場版-』がヒットしたので、『踊る大捜査線』と同じように
スピンオフ作品で、もうひと儲けしようと企んだ企画物映画ですが、
『相棒』は結構好きなドラマで、『相棒-劇場版-』も観たことだし、
これも観ておこうと思い観賞しました。

本当は日曜日に観ようと思って映画館に行ったのですが、12時台と15時台の
チケットが完売しており、『相棒』どんだけ人気あんねんって愚痴りつつ
その日はワルキューレを観て、改めて今日観にいきました。

ストーリーは番組改編期の２時間ドラマで充分な内容だと思いますが、
『相棒』ファンなら、まぁ満足できる内容じゃないかと。

鑑識があんなに自由に動けるのかどうかは知らないですが、以外に米沢が
活発に活動しており、従来の相棒シリーズではうかがい知れない米沢の
一面が見られます。

それと刑事の身内に関係者がいると、その刑事が捜査から外される理由が
よくわかる映画でした。
元妻が死んだ刑事・相原を見てるとそれが十分に理解できます。
思いこみ・先走りで捜査に役だってると思えなかったし。