
母の日の台北で起こった一夜の物語。妻と夕食の約束をしていた男は、帰宅
する途中にケーキを買うため車を「停車」させた。店から戻ってみると、横に
一台の黒塗りのベンツが二重駐車しており、彼の車は動かすことができない。
ベンツの持ち主が現れる気配は一向になく、困った男は隣に立つアパートの
住人達を訪ね、その持ち主を捜すことに。一人娘を失った老夫婦とその孫娘。
片腕のない床屋の主人、逃げ出す機会を狙う大陸から連れてこられた売春婦。
借金を抱えマフィアに追われる香港人の仕立屋・・・・。
次々と奇妙な人物が現れて不思議な出来事に巻き込まれ、どうしても家に帰る
ことができない。この日の夕食は、結婚から4年、冷え切った夫婦仲を、もう
一度やり直すと二人で決めた特別の夕食だったのに。そして夜も更けたころ、
ようやく動かすことができた車は、傷だらけの男と新たな友を乗せ、新しい
世界に向かって走り始める。
(大阪アジアン映画祭2009公式パンフレットより)
これは面白かったです。
たった一夜の物語ですが、その短い時間のなかでさまざまな人と出会い、
心温まる交流もあれば、命の危険にさらされる経験もあり、最期には
夫婦にとって最高の宝物を手に入れる寓話のようなストーリーです。
会場は主人公を演じたチャン・チェン目当てのせいか心なしか女性が
多かった気がします。
私はもちろん主人公の妻を演じたグイ・ルンメイ目当てです。
しかし、グイ・ルンメイの出番が少なすぎる!
とはいえ少ない出番の中でも、グイ・ルンメイの魅力はたっぷり伝わって
きました。観に行って良かった!!
【関連する記事】
はくじさんのおっしゃる一夜の出来事って観たかった。もう観れないかと思うと本当に残念でした。
コメントありがとうございます。
これ良かったですよ。
テアトル梅田とか梅田ガーデンシネマあたりで
やってくれそうな雰囲気の作品なので、ぜひ
日本で上映して欲しいところです。