康煕帝とともに皇帝をないがしろにする権臣オーバイを捕え、牢に入れた
韋小宝はますます康煕帝の信頼を得るとともにオーバイの家宅から莫大な
財産を手中にし、宦官としておおいに地位を固めていた。
ある日、康煕帝の意をうけて韋小宝はオーバイを殺害するが、そこへ天地会の
志士たちが闖入してきて、オーバイの死骸と韋小宝をさらってしまう。
志士達は天地会青木堂の面々で前香主がオーバイに殺害されたため、その
仇打ちにやってきたのだった。青木堂の面々はオーバイを殺害したものを
新しい香主にすると誓っていたため、韋小宝を新しい香主にするかでおおいに
揉める。そこで天地会の総舵主である陳近南の裁定により、韋小宝は陳近南の
弟子になることで天地会青木堂の香主の地位に就く。
韋小宝は、片や皇帝お気に入りの宦官として、片や反清復命を掲げて清朝の
打倒を目指す天地会の幹部として二束の草鞋を履くことになる。
韋小宝は宦官として、天地会の幹部としてそれぞれの立場をうまく立ち回る
様はとても面白くて、あっというまに読み終えてしまいました。
この後、韋小宝と沐剣屏の関係はどうなるのか、第3巻が待ち遠しい。
『鹿鼎記@ 少年康煕帝』
http://bsorion-darada.seesaa.net/article/111925385.html
『鹿鼎記B 五台山の邂逅』
http://bsorion-darada.seesaa.net/article/114645243.html
『鹿鼎記C 二人の皇太后』
http://bsorion-darada.seesaa.net/article/117464655.html
『鹿鼎記D 経典争奪』
http://bsorion-darada.seesaa.net/article/117464993.html
『鹿鼎記E クレムリンの女帝』
http://bsorion-darada.seesaa.net/article/120518338.html
『鹿鼎記F 故郷再び』
http://bsorion-darada.seesaa.net/article/123104252.html
『鹿鼎記G 栄光の彼方』
http://bsorion-darada.seesaa.net/article/123221757.html
ラベル:金庸