『ウォンテッド』の原作者マーク・ミラーのアイデアを基に、同名コミックの
執筆と同時進行で製作されたハードバイオレンス・アクション・コメディ。
スーパーヒーローに憧れる平凡なオタク高校生が始めた無謀な自警活動が
思わぬ事態へと発展していくさまを、ハードなアクション・シーンと軽妙かつ
ブラックなユーモアを織り交ぜ描き出す。本国のアメリカ、イギリスでは、
あどけない少女による殺戮シーンをはじめ妥協のない過激なバイオレンス演出
が物議を醸す一方、多くの映画ファンからは熱狂的な支持を集めるなど賛否
両論渦巻く問題作として大きな注目を集めた。
主演は『ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ』のアーロン・ジョンソ
ン。共演は、一躍ハリウッド期待の新星となった『(500)日のサマー』の
クロエ・グレース・モレッツとオスカー俳優ニコラス・ケイジ。
監督は『レイヤー・ケーキ』『スターダスト』のマシュー・ヴォーン。
(allcinemaONLINEさんより抜粋)
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アメコミ好きでスーパーヒーローに憧れるニューヨークの高校生デイヴ。
ある日彼は、インターネットで手に入れたコスチュームを身に纏い、
勧善懲悪のヒーロー“キック・アス”として街に繰り出す。
しかし、何の能力も持たない彼は最初のパトロールでチンピラにボコボコに
され重傷を負ってしまう。ところが、その治療で背中に金属板を埋め込み、
神経の損傷で痛みにも鈍感になったデイヴは無類の打たれ強さを身につけて
いた。そして、こりずにパトロールを再開したデイヴ。すると、その様子を
野次馬が動画サイトにアップしたことからキック・アスの名はたちまち知れ
渡り一躍時の人に。だが、そんなキック・アスの活躍ぶりを知った地元
マフィアのボス、ダミコは最近起きた組織のトラブルを彼の仕業と勘違いし、
キック・アスの抹殺へと乗り出す。ところが、実際はキック・アスの影で
別のヒーローが暗躍していた。その正体は、ダミコへの復讐に燃える元警官の
“ビッグ・ダディ”と、彼が手塩に掛け恐るべき殺人マシーンへと鍛え上げた
娘“ヒット・ガール”だった。やがてキック・アスは、この親子とダミコの
血で血を洗う戦いの渦に巻き込まれていくのだが…。
(allcinemaONLINEさんより抜粋)