2010年12月19日

最後の忠臣蔵

最後の忠臣蔵.jpg

『四十七人の刺客』の池宮彰一郎が忠臣蔵の後日譚を描いた同名時代小説を
映画化。
赤穂浪士による吉良邸討ち入り事件の前後にそれぞれ姿を消した二人の男の
使命を全うするべく私心を捨て忠義に殉ずる姿を描く。
討ち入り前夜に逐電した瀬尾孫左衛門を役所広司が、討ち入り後に赤穂浪士
らと袂を分かった寺坂吉右衛門を佐藤浩市が演じ、共演には伊武雅刀、
安田成美 、桜庭ななみ、片岡仁左衛門らが脇を固める。
監督はTVドラマ『北の国から』シリーズの杉田成道。

    * * * * * * * *

大石内蔵助を筆頭とする赤穂浪士による吉良邸討ち入りから16年。
事件当日、伝令として吉良邸内を何度も駆け抜け、同志の戦闘をつぶさに
見聞していた寺坂吉右衛門は大石内蔵助より、生き証人として討ち入り
当日の真実を後世に伝え、浪士の遺族の生活を援助するように密命を
与えられ、以後、浪士の遺族を捜しあてて生活の援助を行ってきた。
そして16年たって、その使命を終えようとしていた。そんな折、茶屋で
休息をしていた吉右衛門は、討ち入り前夜に逐電した瀬尾孫左衛門を
見かける。吉右衛門と孫左衛門は大石内蔵助のために命を捧げようと
誓い合った無二の友であった。何故、孫左衛門が逐電したのか理由を
知りたい吉右衛門は、再会した孫左衛門に問いただすが、孫左衛門は
頑なに理由を話そうとしない。なぜなら孫左衛門には誰にも言えない
秘密を抱えており、たとえ無二の友である吉右衛門にも言えないこと
であった・・・。
 

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posted by はくじ at 01:18| 大阪 ☀| Comment(5) | TrackBack(54) | 映画(日本) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする