2010年11月21日

『的中』:第17回大阪ヨーロッパ映画祭

的中.jpg

2008年/クロアチア・セルビア
35mm-カラー100分
クロアチア語(日本語・英語字幕)

監督:ヴィンコ・ブレシャン
出演:イヴァン・ヘルチェグ
   ナーダ・シャルギン
   プレドラグ・ヴショヴィッチ
   ドラゼン・クーン

    * * * * * * * *
 
このままでは終わらない?!
巡りめぐる愛と人生の悲喜劇

クロアチア軍を退役し、ザグレブに暮らすマルティン。彼が偶然目にした
ポルノ版赤ずきんちゃんでデーサを見つけたとき、彼の人生は大きく
変わっていった。彼は共演していたジプシーのジュロを訪ね、彼女のもと
へ案内させる。セルビアのベオグラードですでに娼婦となっていたデーサを
自由にするため、彼は大金を工面し、彼女を自宅へと連れ帰る。デーサは
彼もほかの男と同様に自分を利用するのだろうと思うが、事情はまったく
違った。彼は彼女が快適に暮らせるよう懸命に気を配る。しかし彼女には
何も求めず、指一本触れようとしない。彼の目的がわからず、混乱する
デーサは彼の秘密を探ろうとする。同時に彼のやさしさに癒され、しだいに
笑顔を取り戻し、二人は想いを寄せていく。マルティンとデーサはそれぞれ
心に深い傷を負っていた。戦争が終わってもなお消えることのない傷みが
二人を苦しめ、また結びつけているのだった。やがて彼女は彼の過去に
気づき始める。二人の幸せはやはり束の間のものだったのか。
               (第17回大阪ヨーロッパ映画祭公式パンフより抜粋)
 

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posted by はくじ at 23:45| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画(ヨーロッパ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『ブレンダンとケルズの秘密』:第17回大阪ヨーロッパ映画祭

ブレンダンとケルズの秘密.jpg

2009年/アイルランド・フランス・ベルギー
35mm-カラー75分
英語(日本語字幕)

監督:トム・ムーア

    * * * * * * * *
 
2010年アカデミー賞ノミネート作品

世界でもっとも美しいとされる聖書の手写本、アイルランドの国宝『ケルズ
の書』はどのように生まれたのか。物語の舞台は中世の僧院。
12歳のブレンダンは厳格な僧院長の伯父、やさしい僧たちと暮らしている。
壁の向こうには魔物が棲むような森が広がり、凶暴なバイキングが人々を
襲い、ここは民衆を守る砦にもなっていた。ある日、一人の老僧がバイキング
の襲撃にあった島を逃れ、猫のパガンボンと一冊の美しい書物を手に現れる。
名だたる彩飾家である老僧は描きかけの本を完成するため、ブレンダンに森で
インクとなる木の実をとってくるよう頼む。禁じられていた森へ出かけた
ブレンダンは不思議な少女、白い狼の化身アイスリングに助けられ、木の実を
見つけて戻った。老僧はブレンダンに本の続きを描かせるが、完成するには
さらにクリスタルが必要だった。それを探そうと再び森へ入ったブレンダンを
待っていたのは恐ろしい大蛇。僧院のまわりにはバイキングの大群が。
ブレンダン、僧院、そして本の行く末は。
               (第17回大阪ヨーロッパ映画祭公式パンフより抜粋)
 

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『テラシア島のおまわりさん』:第17回大阪ヨーロッパ映画祭

テラシア島のおまわり.jpg

2009年/ギリシャ・キプロス・ドイツ
35mm-カラー85分
ギリシャ語(日本語・英語字幕)

監督:クリストス・ゲオルギウ
出演:アリス・セルベタリス
   ヴィキ・パパドプル
   エヴァンゲリア・アンドレアダキ
   アルト・アパルチャン

    * * * * * * * *
 
エーゲ海の島を舞台に若き警官が挑む珍事件とは

レオニダは意欲あふれる若い新人警官。大都会で重大犯罪を解決することを
夢見ていたが、配属されたのはエーゲ海に浮かぶ小さくてのんびりした島
だった。彼の仕事は交通違反者を追いかけたり、ユーディスト観光客を取り
締まるなどつまらない雑用ばかり。それ以外は地元の人々とカフェに座り、
島いちばんの有名人で美人のアンゲリキが司会をするテレビのモーニング
ショーを見ることくらいしかない。そんなお決まりの毎日をがらりと変える
出来事が起こる。大酒飲みの村人ザカリアが崖の下で死んでいるのが発見
されたのだ。署長は酔っぱらって落ちた事故だと仮定するが、レオニダは
殺人事件を疑い、捜査を始める。同じ日の夜、アンゲリキが島へ戻ってくる。
レオニダは彼女とザカリアを結び糸口を見つけ、彼女も一緒に捜査すること
になった。聞き込みを進めると、それぞれに自分の推理を語る村人たち。
どの話ももっともらしく思えてきて、レオニダの想像力はもはや限界。
しかし謎を解く鍵は意外なところにあった。
               (第17回大阪ヨーロッパ映画祭公式パンフより抜粋)
 

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posted by はくじ at 23:15| 大阪 ☁| Comment(2) | TrackBack(1) | 映画(ヨーロッパ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする