森絵都の名作児童文学を『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ
帝国の逆襲』『河童のクゥと夏休み』の原恵一監督でアニメ映画化した感動
ファンタジー・ドラマ。死んだはずの主人公が天使から再挑戦のチャンスを
もらい、自殺した少年の体を借りてその家族や周囲の人々との暮らしを
始める中で、少年にとっては灰色に見えた日常が、本当は様々な顔を持って
いたことに気づいていく姿をさわやかに綴る。
死んだはずの“ぼく”は、プラプラという天使らしき少年から“おめでとう
ございます。あなたは抽選に当たりました”と話しかけられる。
大きな過ちを犯して死んだ魂のため輪廻のサイクルから外れてしまうはず
だったが、再挑戦のチャンスが与えられたというのだ。そして、自殺した
ばかりの中学生“小林真”の体を借りて、自分の犯した罪を思い出すため
下界で修行することに。ところが、父は偽善者で、母は不倫中、そして
自分をバカにする兄とは絶縁状態という最悪の家庭環境。
おまけに学校でも、友だちがひとりもいない上に、秘かに想いを寄せる後輩
ひろかが援助交際をしていた事実を知ってしまうなど、まるで救いのない
日々だった。そんな中、真の体に収まった“ぼく”は、真っぽくない
振る舞いで周囲を困惑させてしまうのだが…。
(allcinemaONLINEさんから抜粋)