第2次世界大戦期のイタリア・ボローニャを舞台に、同級生を殺害して
しまった娘と、彼女を献身的に支え続けた父親のきずなを描いた人間ドラマ。
時代の波に翻弄された平凡な家族の崩壊と再生の物語を、イタリアの名匠
プピ・アヴァティ監督がノスタルジックに紡ぎ、本国で大ヒットを記録した。
娘に無償の愛をささげる父親を『息子の部屋』の名優シルヴィオ・オルランド
が演じ、第65回ヴェネチア国際映画祭男優賞に輝いている。
第2次世界大戦前夜のボローニャ、美術教師のミケーレ(シルヴィオ・オルラ
ンド)は美しい妻のデリア(フランチェスカ・ネリ)、17歳の娘ジョヴァンナ
(アルバ・ロルヴァケル)とつつましく幸せに暮らしていた。そんなある日、
ミケーレの勤める学校で女子生徒が殺害され、その犯人がジョヴァンナだった
ことから、一家の平穏な生活は一変してしまう。
(シネマトゥデイさんより抜粋)