メアリー・ノートンの小説『床下の小人たち』を原作に、スタジオ・ジブリ
の宮崎駿が脚本を書き、長らくジブリ作品に関わってきた米林宏昌を初監督に
抜擢し、舞台をイギリスから日本に設定移し、人間の少年と小人の少女・
アリエッティとのある夏の数日間の出会いと別れを描いたファンタジーアニメ。
郊外のある広い庭をもつ古い屋敷の床下で暮らす小人の家族。
小人の少女・アリエッティは父・ポッド、母・ホミリーとともに床下で生活
しながら必要なものは、屋敷の住人である人間に見つからないように、
こっそり借りて暮らす“借りぐらし”をして日々を営んでいた。
彼らは決して人間にその姿を見せてはいけなくて、見られてしまうと危険
なので、すぐさまそこから引っ越しするのが彼らの掟だった。
ある夏の日、アリエッティ達が暮らす屋敷に、一人の人間の少年・翔が病気
療養のためにやってくる。その日の夜、アリエッティは父親とともに初めての
借りに出かける。初めての借りで張り切るアリエッティだったが、借りの
途中で翔にその姿を見られてしまう・・・。