2005年のアカデミー賞短編アニメーション部門にノミネートされた11分の
同名タイトルを見たティム・バートン監督が気に入り、ティム・バートン
監督のプロデュースで長編作品として映画化。声の出演には『ロード・オブ・
リング』シリーズのイライジャ・ウッドやジェニファー・コネリーなど。
古びた研究室で、麻布を縫い合わせて作られた背中に9という数字が
書かれた奇妙な人形が目を覚ます。ところが人形自身、自分が何者で、
ここがどこなのか認識できず、声も出ない状態だった。ふと窓の外を見ると、
街は廃墟の状態でそこへ自分と同じような姿かたちをして、背中に2と
書いてある人形が現れる。
背中に2と書いてある人形・#2は#9に発生装置を組み込んで、自分達は
仲間だと語りかける。しかしその時、突如現れた機械の獣が出現し、#2を
捕えて去ってしまう。#9は機械の獣の攻撃で傷つき気を失ってしまう。
やがて目を覚ました#9は、#9を助けた#5などの他のナンバーの人形達
と出会う。そして#2がさらわれたことを告げ、助けに行こうと提案するも
人形達のリーダーである#1に諦めろと却下される。
しかし諦めきれない#9は、#2を救出すべく#5とともに機械の獣が
去って行った方角に建っている工場を目指す。