満月の夜になると、凶暴な獣人・狼男に変身して人々を襲う古典ホラー
『狼男』をリメイクしたホラーサスペンス。
兄の死の真相を捜査していたところをウルフマンによって怪我させられて
しまい、その結果自らもウルフマンとなって人々を襲うようになった男の
運命と苦悩を描く。
主人公の男に『チェ 28歳の革命』のベニチオ・デル・トロ。
共演に『世界最速のインディアン』のアンソニー・ホプキンスや
『ヴィクトリア女王 世紀の愛』『サンシャイン・クリーニング』の
エミリー・ブラントら。
1891年のイギリス。舞台俳優として活躍するローレンス・タルボットは
ロンドン公演のためにロンドンに滞在していた。そこへ兄の婚約者である
グエン・コンリフから手紙が届く。手紙には兄が行方不明になってから
3週間。兄の身が心配なので、探し出してほしいというものだった。
母の死をきっかけに長らく叔父夫婦に引き取られていたローレンスは
25年ぶりにブラックムーアにあるタルボット城に戻ることに。
しかし、兄は前日に遺体として発見されてしまい、ローレンスは無残な姿の
兄の遺体と対面する。そしてグエンから兄の死の真相を究明してほしいと
懇願され、ローレンスは承知する。
ジプシーの一団が来てから事件が起き出したということから、ローレンスは
ジプシーのキャンプ地を訪れ、事件について何か知っているか聞き出そうと
するが、折しも満月の夜、満月の夜には殺人鬼が現れるという伝説どおり、
キャンプ地が謎の殺人鬼によって襲撃される。ローレンスも巻き添えを喰って
その殺人鬼によって瀕死の重傷を負う。なんとか一命を取り留めたものの、
その日をさかいにローレンスの体に異変が起き始める・・・。