待ちに待った金庸先生の8番目の長編小説である『天龍八部』が文庫本で
刊行されたのを知って、早速購入。
DVD-BOXはすでに購入・観賞済みだが長らく原作を読んでみたくて、
文庫本で出るのを待ってた次第。
中国は北宋・哲宗の時代、雲南の無量山で無量剣の東宗と西宗が剣湖宮の
主を決める試合を行っていた。この無量剣の東西の試合があると知って
武術に興味がない本の虫の青年・段誉は道中で知り合った馬五徳に同行して
見学に出かける。
しかし試合中、ささいなことで無量剣派の面々と諍いを起こしてしまい、
窮地に陥るが謎の少女・鐘霊に助けられる。
そして無量山から逃げ出すものの段誉の生来のおせっかいが災いして
無量山の無量剣派を攻撃してきた神農幇に捕まってしまう。
段誉たちと神農幇の面々はお互い用いた毒にかかってしまう。
そこでお互いの解毒剤を交換することになるが、鐘霊の用いた毒は父親で
ないと解毒方法が分からないということで、段誉が鐘霊の父親が住む
万劫谷へ行くことに。
しかしその道中、段誉は絶壁から落ちる。出口を探してさまよううちに
洞窟を見つけ、その中で天女像と武術書を見つける。
武術に興味のない段誉だが、武術書に書いてある内容に興味をもって
ついつい読み込んでしまい、「稜波微歩」と「北冥神巧」を身につける。
ラベル:金庸