2010年02月07日

食堂かたつむり

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小川糸原作の同名小説を『少林少女』の柴咲コウ主演で映画化したドラマ。
失恋で声が出なくなったヒロインが生まれ故郷に戻り、食堂を開き、そこで
出会う人々との触れ合いを通じていく様を描く。
共演に『ディア・ドクター』の余貴美子など。

倫子は夢である自分の店を持つことを目標に日々アルバイトに精を出していた
が、ある日仕事を終えて部屋に戻ると部屋は空っぽだった。彼氏で同棲中の
インド人が荷物や倫子の貯めてきたお金もごっそり持って行ったのだった。
ショックで声が出なくなって無一文になった倫子は、ずっと疎遠だった母親が
暮らす生まれ故郷に戻る。母親は自由奔放で、倫子が小さい時に父親は誰と
尋ねると『不倫の子だから倫子なんだよ』ということを平気で言う人で、
倫子は母親を好きになれないでいた。
倫子は自活のために母ルリコから物置小屋を借りて改装し、食堂を始める。
客は一日に一組だけだが、倫子の料理を食べると願いが叶うと噂になり、
食堂の評判は上がっていく。

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posted by はくじ at 23:08| 大阪 ☁| Comment(4) | TrackBack(40) | 映画(日本) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

インビクタス/負けざる者たち

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『チェンジリング』『グラン・トリノ』のクリント・イーストウッド監督が
アパルトヘイト撤廃後の南アフリカで開催されたラグビーW杯をめぐって
南アフリカ共和国初の黒人大統領となったネルソン・マンデラとその周囲の
人々の感動の実話を描く。
原作は、ジョン・カーリンのノンフィクション小説で、マンデラ大統領を
モーガン・フリーマンが、南アフリカラグビーチームの主将のピナールを
マット・デイモンが演じる。

反アパルトヘイト運動で27年近く投獄されていたネルソン・マンデラ。
1990年に釈放された彼は、1994年に初めて全国民が参加した総選挙で
南アフリカ共和国初の黒人大統領に就任する。しかし長らくアパルトヘイト
政策で白人と黒人の人種対立は根深いものがあった。
黒人達は今まで迫害されてきたことから、白人達への意趣返しをしようと
するし、白人達は黒人達の復讐を恐れていた。マンデラ大統領は黒人と白人
が今までどおりにいがみあっていては、国家が機能しないことを恐れ、寛容
の精神を自ら模範として示すことで国民に融和を訴える。
そして翌年にラグビーW杯を南アフリカで開催されることを知ったマンデラ
大統領は、この大会で白人と黒人の気持ちを一つにする絶好のチャンスと
とらえ、ラグビー代表チームの主将であるフランソワ・ピナールを官邸に
招き、自らの想いを述べる。大統領の人柄や気持ちに心打たれたフランソワ
は、W杯優勝目指してチームの再建に乗り出す。

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posted by はくじ at 00:55| 大阪 ☀| Comment(7) | TrackBack(92) | 映画(アメリカ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする